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ESG経営の取り組み
積水ハウスグループのESG経営
積水ハウスグループのESG経営は、企業理念の根本哲学である「人間愛」を実践することが根底にあります。お客様や社会が直面する課題解決を事業と一体的に推進していくとともに、ガバナンスの強化に努めることで、ESG経営の領域においてさらなるリーダーシップを発揮することを目指し、「ESG経営のリーディングカンパニーに」というサブビジョンを策定しています。
その実現に向け、従業員一人ひとりが自ら考え、行動することが重要であると考え、2020年より、全従業員参画を重視したESG経営に取り組んでいます。参画のきっかけとして、対話を通じてお互いの考えや価値観に触れ、ESGに対する理解を深めてきました。また、従業員が主体的に行動に移すことができるよう、自律や創発につながる制度の構築や職場風土の醸成に努めています。
ESG経営の基本方針
第6次中期経営計画(2023年度~2025年度)におけるESG経営の基本方針を「マテリアリティを軸としたESG経営の深化」と掲げ、「住まいを通じて環境課題の解決に貢献」「従業員の自律を成長ドライバーにする」「イノベーション&コミュニケーション」に重点を置いた取り組みを推進しています。ESG経営の推進を担う環境、社会、ガバナンスの3つの部会では、第6次中期経営計画に基づいた方針を定め、取り組みを加速するとともに、さまざまなステークホルダーとの積極的なエンゲージメントを図り、さらなる信頼の獲得と企業価値の向上に努めています。
推進体制
ESG経営の推進を担う3つの部会「環境事業部会」「社会性向上部会」「ガバナンス部会」を設置し、部会長には職責者を任命。各部会では、マテリアリティに紐づく取り組みやKPIの設定とモニタリングを継続的に実施するとともに、各部門・国内外のグループ会社と連携しながら、ESG経営の推進を先導しています。施策の進捗管理や、その過程で認識した課題とその改善策については、ESG推進委員会を含む会議体において報告を行い、フィードバックをもとに全従業員の理解・浸透を図っています。
環境事業部会
グループ全体を対象とした事業活動全体の脱炭素化、生物多様性保全や資源循環に関する環境マネジメントシステムを計画・実行するとともに、環境関連情報を年次集計し、社内外のステークホルダーの環境意識向上・環境負荷低減に向けた認知向上を目的に情報公開しています。
グローバルビジョン“「わが家」を世界一幸せな場所にする”ためには環境への取組みが必要不可欠との考えのもと、これからも先進的な取組みで環境負荷と事業リスクの低減、及び事業機会の創出に努めていきます。
社会性向上部会
人財価値と社会価値の向上により企業価値を高めていくことを目指し、人財価値の向上と社会課題の解決を推進しています。人財価値は、従業員の自律とベクトルの一致の掛け算という考えのもと、従業員にとっての「わが家」である会社と一人ひとりの幸せを実現する施策の計画・実行に努めます。社会価値は、子ども・環境・人権・地方創生を軸に、社会の幸せづくりに寄与する事業・活動を実現します。各施策の方針と推進体制・進捗を包括的にモニタリングし、お客様・社会・従業員の「幸せ」を最大化していきます。
ガバナンス部会
グループガバナンスの強化に向けて、本社コーポレート部門と国内外のグループ会社各社とのコミュニケーション活性化が重要と考え、情報連携に努めています。
国内外グループ会社におけるコーポレート機能の強化、ガバナンス人財の育成・適正配置、コンプライアンス意識向上などの現状把握、改善に関する議論などを通じて、事業マネジメントレベルでのガバナンス強化に取り組んでいます。
執行体制
代表取締役 副会長執行役員が積水ハウスグループ全体のESG活動の責任を担っています。また、専務執行役員が当社グループのESG活動を推進し、2020年6月に設置したESG経営推進本部を通じてESG経営に関する基本方針の企画・立案および推進に関する事項を掌握し、全社的な取り組みの推進、情報の収集と分析、社内外への情報発信を通じたESG経営のさらなる推進に取り組んでいます。
ESG推進委員会
- 委員長:ESG部門担当役員 堀内 容介(代表取締役 副会長執行役員)
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社外委員:2名
國部克彦氏國部 克彦 氏(神戸大学大学院 経営学研究科長・教授)
冨田秀実氏(一般社団法人サステナビリティ経営研究所 代表理事) - 社内委員:ESG経営推進本部長、ESG3部会長・副部会長(環境事業部会、社会性向上部会、ガバナンス部会)
※取締役・監査役・常務執行役員以上はオブザーバーとして出席