健康経営の方針

すべての従業員が心身ともに健康で、幸せに、生き生きと働ける会社を目指して

「世界一幸せな会社」を目指すには、従業員一人ひとりが健康で、社内外で生き生きと充実した生活を送ることが必須条件となります。そして、活力に溢れた従業員の力は、企業の持続的な成長、 イノベーションの創出に不可欠です。そこで、従業員の健康の維持増進に向けた取り組みを重要な経営課題として位置づけ、「幸せ健康経営」の方針を定めて取り組んでいます。

積水ハウスグループの「幸せ健康経営」

企業理念の根本哲学である「人間愛」のもと、従業員の幸せに直結する心身の健康を高めるための制度・職場風土を整備するとともに、働き方改革を推進し、従業員が主体的に健康づくりに取り組むことを目指す。

健康経営優良法人として認定

上記方針に基づき「幸せ健康経営」に取り組んだ結果、「従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる法人」として経済産業省から健康経営優良法人(ホワイト500)に2年連続で選定されました。

健康経営推進体制

戦略的に幸せ健康経営を推進するための組織体制を整備

積水ハウスグループでは、従業員の健康維持増進をESG経営推進の重要課題の1つとして位置づけ、取締役会傘下のESG推進委員会(社外有識者2名含む)で承認された年度目標や計画に基づいて取り組みを進めています。具体的には、社会性向上部会の幸せ健康プロジェクト(2021年6月発足)が中心となり、健康保険組合、外部アドバイザー等と連携して、課題の抽出、全社方針の策定、具体的な施策の立案、全従業員への周知・浸透を図ります。そして、施策ごとに設定した指標に基づいて評価・改善を行い、従業員の健康維持増進に向けて戦略的に取り組んでいます。
健康経営優良法人2021 ホワイト500
健康経営推進体制

健康課題、目標

健康・幸せづくり推進に向けた課題および取り組み方針

当社では、40歳以上の男性の肥満リスクが5割を超えていること、また、脂質リスク保有者は約7割、血糖リスク保有者も5割弱に達し、所属している健保の他社と比較してもこれらの割合が高い状態であり、「生活習慣病(メタボリックシンドローム含む)の予防」が健康課題であると認識しています。また、生活習慣病の予防については、20代~30代のうちに生活習慣を整えることも重要です。そのため、当社が抱える健康課題解決に向けた生活習慣の改善として、運動、食事、睡眠、喫煙率等を指標として定めています。
また、心の健康を保ち幸福度を高めるために、メンタルヘルスの改善に向けた取り組みを指標として定めるとともに、従業員と組織の幸福度を測定し、幸せづくりの推進に活用します。
そして、心身ともに健康で、幸せに、自分らしくいきいきと働く社員を増やし、イノベーションを創出することで、お客様、地域、社会の健康と幸せに貢献し、持続的な事業成長につなげていきます。

4つの目標

1.生活習慣病リスク保有者の低減(メタボ+予備群含む)
2.従業員/職場の幸せ度向上
3.生産性の向上(プレゼンティーイズムの改善)
4.メンタル不調の予防(長期欠勤・休職者の減少)

戦略マップ

戦略マップ

戦略マップに基づくKPIの実績、目標値

実績 目標値
(目標年度)
2018年度 2019年度 2020年度 2021年度*b
健康投資施策の
取り組み状況
定期健康診断受診率 100% 100% 100% 100%
2次健診受診率 91.2% 85.5% 88.4% 100%
ストレスチェック受検率 92.4% 92.7% 91.9% 90%以上
広く従業員に行う
施策の参加率
ウォーキングチャレンジ参加者数*a 17,532人 19,138人 21,000人(2022年度)
健康セミナー 401人 1,000人 19,000人(2022年度)
禁煙支援プログラム*1参加者 415人
禁煙支援プログラム卒煙率 72%
禁煙補助制度*2の延べ利用者数 11 24(13) 27(3) 300人(2022年度)
(当該年度の利用者数)
ヘルシーチャレンジ*3閲覧率 33% 70%以上(2022年度)
ハイリスク者の施策の参加率 特定保健指導該当率 24.8% 25.0% 24%(2022年度)
特定保健指導実施率 24.4% 集計中 50%超(2022年度)
各施策の従業員の満足度 ウォーキングチャレンジ効果*4*a 56.1% 65.3% 年々向上させる
健康セミナー満足度*5*a 94.0% 年々向上させる
ヘルシーチャレンジ平均満足度*6*a 45.2% 54.3% 年々向上させる
労働時間の状況 月平均総労働時間 171時間 174時間 177時間 175.5時間(2022年度)
休暇取得の状況 年休取得率 42.2% 56.1% 46.5% 60%(2022年度)
従業員の
意識変容・行動変容
健康経営理解浸透度 健康経営の取り組み認知度*a 60.1% 100%
健康経営の取り組み共感度*a 93.4% 90%以上
ヘルスリテラシ― CCHL 平均得点*7*a 3.98点 年々向上させる
健康意識 健康づくりを心掛けている者*a 63.2% 70.1% 年々増やす
健康診断の問診票の集計結果 適正体重者率*8 67.4% 67.1% 66.6% 70%(2022年度)
歩行習慣*9 34.4% 38.4% 39.5% 45%(2022年度)
運動習慣*10 18.7% 20.0% 21.0% 25%(2022年度)
朝食習慣*11 68.1% 66.7% 67.1% 70%(2022年度)
良好な睡眠*12 66.7% 68.2% 71.7% 75%(2022年度)
飲酒リスク*13 13.6% 13.8% 12.1% 10%(2022年度)
喫煙率 28.8% 27.0% 25.4% 20%(2022年度)
ハイリスク者の管理
(治療継続率、40歳以上)
高血圧リスク者*14 13.4% 15.5% 15.7%
最終的な目標指標 生活習慣病リスク保有者率 肥満リスク*15 37.6% 38.8% 38.9% 35%(2022年度)
血圧リスク*16 22.7% 24.0% 25.0% 22%(2022年度)
肝機能リスク*17 34.3% 31.4% 34.1% 30%(2022年度)
脂質リスク*18 22.6% 21.5% 21.9% 20%(2022年度)
血糖リスク*19 46.6% 46.2% 45%(2022年度)
メタボリックシンドローム該当者
(予備群含む)
29.9% 26.2% 27.3% 25%(2022年度)
ストレスチェック集計結果 高ストレス者率 9.1%
離職の状況 平均勤続年数 16.3年 16.5年 16.7年
休職の状況 傷病による欠勤者数 68人 81人 94人
メンタルヘルス不調による欠勤者数 106人 102人 173人
プレゼンティーイズム 損失割合*20 11.5%
生産性*21 106.0%
アブセンティーイズム 1人当たり日数 0.76日/人 0.96日/人
ワークエンゲージメント*22*a Well-being(人生満足度) 63.43 11月実施予定 年々向上させる
Well-being(ポジティブ感情) 53.61 11月実施予定 年々向上させる
*a グループ全体での集計。その他は積水ハウス単体での集計
*b 2021年度は、集計済の実績値のみ掲載(速報値含む)。空欄は、今後集計予定。

*1 禁煙支援プログラム:2020年度のみ健保主催で実施(全額補助)
*2 禁煙補助制度:会社が行う禁煙費用補助(上限1万円)
*3 ヘルシーチャレンジ:AIによる健康診断結果活用サービス(2020年8月導入)
*4 ウォーキングチャレンジ満足度:会社が行う歩行促進イベントに参加し、「意識して歩くようになった」「以前より歩くようになった」の割合
*5 健康セミナー満足度:セミナーに参加した者のうち、「役に立った」の割合
*6 ヘルシーチャレンジ満足度:利用者のうち、「満足」「やや満足」の割合
*7 CCHL:一般向けヘルスリテラシ―尺度(5項目の平均得点。理論的範囲は1~5点)
*8 適正体重率:BMI(Body Mass Index)が18.5以上25.0kg/m²未満の者
*9 歩行習慣:日常生活において歩行又は同等の身体活動を1 日1 時間以上実施している者
*10 運動習慣:1 回30 分以上の軽く汗をかく運動を週2 日以上1 年以上実施している者
*11 朝食習慣:週に4回以上、朝食をとる者
*12 良好な睡眠:睡眠で休養が十分とれている者
*13 飲酒リスク:飲酒頻度が毎日で飲酒量が2合以上、または、飲酒頻度は時々で飲酒量が3合以上の者
*14 高血圧リスク者:血圧を下げる薬を使用している者(40歳以上の問診回答者)
*15 肥満リスク:BMI結果値が25kg/m²以上。または、男性は腹囲85cm以上、女性は腹囲90cm以上の者(全受診者)
*16 血圧リスク:最高血圧が130mmHg以上、または最低血圧が85mmHg以上(全受診者)
*17 肝機能リスク:AST31以上、またはALT31以上、またはγ-GT51以上(全受診者)
*18 脂質リスク:▲中性脂肪_その他が150以上、または▲HDL-コレステロール_その他が40未満(全受診者)
*19 血糖リスク:空腹時血糖が100以上、またはHbA1c_その他(NGSP値)が5.6以上(全受診者)
*20 プレゼンティーイズム損失割合:WHO-HPQを使用。自己評価/他者評価。
*21 生産性:WHO-HPQを使用。自己過去1~2年との比較。
*22 ワークエンゲージメント:当社独自の指標として、幸せ度調査を活用

個々の取り組み

健康・幸せづくり推進に向けた具体的な取り組み

積水ハウスでは、生活習慣+メンタルヘルスに対して以下の目標を掲げ、 「幸せ健康 チャレンジ6」として取り組みを進めています。具体的には、AIによる健診結果活用サービスや、自身や組織の幸福度を可視化できる幸せ度調査を活用し、自らの課題に基づき計画したチャレンジに向かい、従業員が主体的に楽しく進める幸せ健康づくりです。
この「幸せ健康 チャレンジ6」の推進に向け、従業員代表による「幸せ健康プロジェクト」を立ち上げました(2021年6月)。幸せ健康づくりに資する情報提供、システム開発の他、推進イベント等を定期的に実施し、個々人が設定したチャレンジ達成に向けたサポートを行います。

積水ハウス「幸せ健康 チャレンジ6」
~心身の健康づくりに向けた6つのチャレンジ~

  • 適度な運動
  • バランスの良い食事
  • 適度な飲酒
  • 質の良い睡眠
  • 禁煙
  • ココロしあわせ
持続的な幸せ健康づくりをサポート

従業員代表による「幸せ健康プロジェクト」発足

◇スローガン
始めよう!私の健康チャレンジ -Start! My Challenge-
◇取り組み
◇ヘルスリテラシ―の向上
  • 健診結果活用サービス(ヘルシーチャレンジ)
    AIによる健診結果に基づく将来の健康リスク予想と改善提案、健康のヒントの見える化サービスを2020年8月利用開始。
    累積閲覧率は51.5%(2021年8月時点)、利用者の満足度は54.3%(2021年8月時点)。
    幸せ健康 チャレンジ6において、自身の健康課題を「知る」ための機能として活用予定。
  • 健康セミナー
    薬剤師による2020年6月に「食生活・睡眠・ストレス改善」をテーマにしたオンライン健康セミナーを全従業員向けに案内。参加者401人。
  • eラーニング
    2021年9月に「女性の健康」をテーマにしたeラーニングを全従業員向けに案内。受講者1,492人(2021/10/19時点)。
  • 遺伝子検査サービス
    自身がもつ病気のリスクや身体的な体質の遺伝的傾向を知って生活習慣の見直しに役立てるために、昨年に続き2021年2~3月に実施。
    家族含めて209人が申込(昨年からの累積利用者は約1,500人)
◇楽しく主体的に健康・幸せづくりを実践
  • 歩行促進イベント(ウォーキングチャレンジ)
    2019年2月から半年区切りで実施。2021年1月時点で、19,138人が参加。
  • 禁煙チャレンジ2020
    健保主催の卒煙サポートとして、テレビ電話で医師による診療および禁煙補助薬の処方を受けることができるプログラムを実施。
    415人が参加し 、297人が卒煙成功(卒煙率72%)。
  • 幸せ度調査
    2020年11月にグループ会社全従業員約27,000人を対象に実施。
◇感染症対策
  • 新型コロナウイルス対策
    お客様・お取引先様・関係者の皆様・従業員の安全を最優先とし、政府・自治体等行政機関の指導に基づき感染拡大の抑制のために必要な対応を実施。
    勤務状況としては、在宅勤務やオフィス分散により人と人との接触機会を、「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」の対象となる都道府県については7~8割、それ以外の都道府県については5割削減するとともに、時差出勤を活用し、満員電車での通勤回避に努めている。
    また、従業員本人の感染予防はもとより、家族や友人、お客様、取引先の皆様といった大切な方々の感染リスク低減に資するため、グループ会社全従業員に新型コロナウイルスのワクチン接種の検討を推奨。2021年6月と9月の2回東京と大阪にて職域ワクチン接種を実施。
  • インフルエンザ予防接種の会社補助
    インフルエンザ罹患による重症化の軽減、業務への影響等を考慮し、従業員全員にインフルエンザ予防接種を勧奨。積水ハウス全従業員を対象に、インフルエンザ予防接種を会社負担で実施。(2020年11月~2021年3月の接種率:91.9%、投資額:約4300万円)
◇がん、不妊治療との両立支援制度

生活習慣リスク保有者率の変化

当社は、生活習慣病リスクのうち、40歳以上の男性の肥満リスクが5割を超えています。
そこで、2019年から自身の歩数を記録して意識を高め、従業員同士や部署間で楽しく競うことのできる歩行促進イベント「ウォーキングチャレンジ」を実施しています(19,138人参加/2021年1月時点)。
全従業員を対象とした2019年度~2020年度の平均歩数と生活習慣リスクに関する分析結果のうち、男性で2020年度に平均8000歩以上歩いた群では、肥満、肝機能、脂質で改善率が高く、肝機能、脂質ではリスク保有率も低い傾向が認められました(女性についてはリスク保有者が少ないため、引き続き推移を見ていく予定です)。
しかしながら、在宅勤務の増加などで、2020年度に8000歩以上歩いた人は1,257名と少なく、日常生活や在宅勤務の中でも歩行(運動)を取り入れる工夫が必要であると認識しています。
ウォーキング
チャレンジ参加状況*1
生活習慣病
リスク
男性(11,125人) 女性(2,920人)
平均8000歩以上 2020年リスク対象者 改善率*2 2020年リスク対象者 改善率*2
2019年度 2020年度 人数 割合 人数 割合
肥満 285 44.9% 15.2% 2 6.3% 0.0%
血圧 347 36.6% 22.9% 3 6.5% 33.3%
肝機能 370 39.0% 26.1% 4 8.7% 50.0%
脂質 185 19.5% 46.1% 3 6.5% 66.7%
血糖 558 58.9% 15.1% 10 21.7% 36.4%
× 肥満 76 43.9% 15.5% 4 28.6% 20.0%
血圧 67 27.3% 42.9% 5 27.8% 0.0%
肝機能 98 40.0% 24.4% 1 5.6% 66.7%
脂質 52 21.2% 46.9% 0 0.0% 100.0%
血糖 149 60.8% 13.7% 6 33.3% 25.0%
× × 肥満 1989 48.1% 11.1% 62 7.5% 13.6%
血圧 1857 30.0% 32.0% 72 6.4% 36.4%
肝機能 2787 45.0% 17.6% 69 6.1% 47.2%
脂質 1828 29.5% 30.7% 51 4.5% 55.9%
血糖 3248 52.4% 17.8% 241 21.4% 41.5%
不参加 不参加 肥満 643 45.9% 11.1% 81 8.3% 11.3%
血圧 557 29.7% 33.4% 105 8.8% 32.1%
肝機能 808 43.1% 23.3% 68 5.7% 54.8%
脂質 515 27.5% 28.3% 55 4.6% 59.0%
血糖 1094 58.3% 14.5% 315 26.4% 28.1%
*1 表中に記載のない組合せのグループは人数が少なく、傾向について言及することができなかったため、主なグループの結果のみを示す。
*2 改善率(%)=2020年度改善者/2019年度リスク保有者
また、ターゲットとしている40歳以上の男性の肥満リスク保有者の割合は微増しており、大きな改善には至っていません。
最終目標年度となる2022年度に向けて、今後は運動だけではなく食事などの取り組みも推進し、自らの健康課題に対するチャレンジを推進していきます。
40歳以上の男性の肥満リスク保有者割合の推移
この取り組みは従業員のコミュニケーション活性化にもつながっており、2021年8月に全従業員向けに実施した健康づくりアンケートでは、「ウォーキングチャレンジ」により、44%の回答者が社内のコミュニケーションが増えたと回答。これは2019年調査時とほぼ横ばいであり、コロナ下で在宅勤務が増えた中で単純比較はできないものの、一定程度の効果があると言えます。また、コミュニケーションが増えたと回答した人のうちの68%が、業務に良い影響があったと回答しており、健康づくりのイベントが、業務にも好影響をもたらしていると言えます。
コミュニケーションへの影響 コミュニケーション増加の業務影響

生産性の評価として、プレゼンティーイズムの計測をスタート

今年度より、幸せ健康経営が経営に与える影響を定量的に評価するための指標として、プレゼンティーイズム(何らかの疾患や症状を抱えながら出勤し、業務遂行能力や生産性が低下している状態)の計測を開始しました(WHO-HPQスケール使用。回答率91%)。
初年度の結果としては、他者が同じ業務を行った場合と比べた自身の生産性(自己評価÷他者評価)は88.5%であり、プレゼンティーイズムによる損失は11.5%でした。また、過去1~2年の自分と比較した場合の現在の生産性は平均106%でした。過去の自分と比較して生産性が低下した割合よりも、ほぼ変わらない~生産性が向上した割合が多く、コロナ下で働き方が大きく変化した1年ではありましたが、効率的な働き方が会社制度の活用、事業所、各自の工夫で、実施できていると考えています。今後も継続して測定し、さらなる向上を図っていきます。
相対的な生産性の分布 過去の自分と比較した相対的な生産性の分布

メンタルヘルス不調による長期欠勤・休職者割合の推移

管理職対象の「メンタルヘルスマネジメント研修」、入社2〜3年目の従業員対象の「セルフケア研修」などを実施。全従業員のメンタルヘルスに対する理解促進・意識向上を図っています。
2020年は、従来から各事業所で策定していた「心の健康づくり計画」を本社に提出し、PDCAをより確実に回す業務フローを構築しました。早期発見による休業長期化防止、労災認定基準の改定を踏まえた長時間労働対策、セルフケア促進によるメンタル疾患の軽減などに取り組み、メンタルヘルス不調による長期欠勤・休職者の割合は2%以下で推移しています。しかしながら、2020年度は新型コロナウイルス感染症の拡大により、働き方が大きく変化する中で、長期欠勤・休職者の割合は1.2%と微増しました(速報値)。特に、20~30代の若年層や、営業職での長期欠勤者、日数が増加しています。これらの要因としては、周囲が体調悪化に気づきにくく適切なケアをしにくい、相談しにくい等の影響があると考えられ、特にこれらの層に対するケアが必要と認識しています。

幸せ度調査の実施

従業員と職場の幸せの相関を分析する「幸せ度調査」を日本企業で初めて実施
従業員の「幸福度」とは、働きがいや自己成長など主観的で、仕事とプライベートを含む人生全体の指標です。米国の心理学者による研究によれば、幸福度が高い従業員はそうでない者より創造性が3倍高く、生産性は31%高いといいます。従業員が幸せに働くことで、高いパフォーマンスを発揮し、コミュニケーションが活性化してイノベーションが生まれやすくなります。
『「わが家」を世界一幸せな場所にする』というビジョンの実現には、まずは従業員の幸せを追求することが大切。そこでグループ全従業員の約27,000名を対象として、2020年11月、「幸せ度調査」を実施しました。自分と職場の幸せを「見える化」することで、従業員一人ひとりの幸せを追求していくための具体策につなげます。
調査結果については、個人と事業所にフィードバックした上で、幸せワークショップを開催。各事業所と個人の幸せ度向上アクションを考えて実行することで、ワークエンゲージメントの向上を図ります。

幸福度向上の取り組みとして、パイロット事業所における幸せ度調査ワークショップを開催

パイロット支店において、 2021年4月と7月の2回、幸せ度調査ワークショップを開催しました。
<内容>
 1回目:自分の幸せ、仲間の幸せを少人数のグループで話し合い、幸せのために自身が実行すること発表
 2回目:新たな前回の振り返り、幸せエピソードのシェアについてディスカッション

<結果>
 2回目のワークショップ終了後、改めて幸せ度調査を実施したところ、全ての項目で「幸せ度」が上昇しました。

参加者からは、改めて「会話」と「感謝」が必要だと感じた。この幸せ実現の取組みにより、感謝の言葉『ありがとう』が飛び交い、社員一人一人が「幸せ」を実感し、お客様にも「幸せ」を広めていきたい等の感想が聞かれました。
ワークショップ