誰もが能力を発揮できる職場

人権方針を実践し、人権尊重の責任を果たす

Myじんけん宣言

「積水ハウスグループ人権方針」や「企業理念」、そしてグローバルビジョンを踏まえた独自の「Myじんけん宣言」を発信

グループ全体における人権尊重の取り組みとさらなる推進、社外に向けた企業姿勢の宣言として、「積水ハウスグループ人権方針」を策定し、公表しています。グループすべての役員、従業員に適用し、事業活動で関わるあらゆるステークホルダー(お客様、従業員、取引先等)の人権を尊重した取り組みを進めます。

また、2021年7月に公開された、法務省「Myじんけん宣言」プロジェクトに積水ハウスグループも賛同し、代表取締役社長執行役員兼CEOの仲井が宣言を公表しました。

企業倫理要項

積水ハウスグループの企業倫理要項では、非合理なあらゆる差別を行わないと明記しています。

5-1 人権尊重・差別禁止

常に健全な職場環境を維持することに努め、各自の人権を尊重し、差別につながる行為は一切行わない。従業員の雇用や処遇においてもこれを行わない。また、他人がこれを行わないよう防止についても徹底する。

  1. 出生、国籍、人種、民族、信条、宗教、性別、性的指向、性自認、年齢、各種障がい、趣味、学歴、家族などに基づく非合理なあらゆる差別を行わない。

  2. 暴力、罵声、誹謗・中傷、威迫による業務の強制、いじめ、噂の流布などによる人権侵害行為を行わない。

障がいのある従業員の活躍推進に向けて

株式会社ミライロ 薄葉ゆきえ氏

障がいのある従業員とその上司が参加し、所属部署を超えたネットワークを構築するとともに、相互に発信・相談できる関係をつくり、各々の職場環境改善を図ることを目的として、2015年から「ダイバーシティ交流会」を実施しています。2022年は、5月に視覚障がいのある従業員対象のWEB交流会(第2回)を実施。秋には聴覚障がい当事者でもある薄葉ゆきえ様(株式会社ミライロ)に「多様性との向き合い方~最初から100点満点を目指さない~」と題する講演をいただき、オンデマンド型ビデオ視聴で多くのグループ従業員が視聴参加しました。12月には初の試みとして、障がいの有無に関わらずグループ内の希望した従業員が参加できる交流会をオンライン形式で開催しました(174名参加)。第一部は障がいの種別毎に当事者のみが参加し交流を深め、第二部では障がいの有無に関わらず、障がい種別毎テーマの他、「採用担当者と対話しよう」「手話を習っている人/習いたい人」「ユニバーサルトーク(UDトーク)を使ってみよう」「外部講師による講演“精神障がい者・発達障がい者の特性と職場定着・配慮について”」の各希望テーマに沿ったルームでディスカッションを行い、第三部は対話内容を共有しました。話し合われた内容は、今後の展開に活かしてまいります。

2022年3月には、創発型表彰制度「SHIP」において「ユニバーサルトークの実現」がパフォーマンス部門で準グランプリを受賞しました。聴覚に障がいのある従業員は、コロナ禍の影響でマスクの着用やWEB会議が急速に拡大した中、情報の取得に苦慮していました。本企画は、WEB会議システム「Zoom」 と音声認識アプリ「UDトーク」を活用し、聴覚に障がいのある参加者が情報を的確に取得し、また自ら発信する手段をマニュアル化して社内展開したものです。複数の拠点で当事者と職場の仲間が試行錯誤した内容を 一つのマニュアルに統合しました。今後も、障がいのある当事者自身の参画をもとに、交流会などを通じてさまざまな環境整備を図ります。


当社は、一般社団法人企業アクセシビリティ・コンソーシアム(ACE)に、 2013年創設時から参画しています。ACEは「企業の成長に資する障がい者雇用モデルの確立と、企業の求める人財の社会に対する発信」を目的として設立され、2022年9月時点で、大手企業37社が加入しています。活躍モデルの表彰、企業間連携活動、学校関係者および障がいのある学生を招いたキャリアセミナーやインターンシップなど、多彩な活動を展開しています。