2019年12月、非金融企業として国内で初めて、気候変動リスク対応の情報開示に特化したTCFDレポートを発行。投資家を中心としたステークホルダーのニーズに対応し、脱炭素経営を目指す当社の企業活動において、気候変動への対策及び成長戦略の妥当性を検証すると共に、今後どのようなリスクや機会があるかを財務情報も示しながら公開しています。
個人投資家のみなさまへ
成長戦略
これからの成長戦略は?
グローバルビジョン「『わが家』を世界一 幸せな場所にする」のもと、ハード・ソフト・サービスによる事業拡大を推進し、国内外における6つの柱の有機的成長による持続的成長の実現を目指しています。
また、企業価値の拡大とともに社会価値の実現を目指すESG戦略を遂行するとともに、財務戦略にもとづく持続的成長への基盤構築を進めてまいります。
価値創造プロセス
事業ドメインを「住」に特化した成長戦略を経営方針に掲げ、国内、海外において「請負型ビジネス」「ストック型ビジネス」「開発型ビジネス」の6つの柱の有機的成長による持続的な成長に向けた取り組みを推進しています。



創業60周年を迎える積水ハウスグループの軌跡、ビジネスモデルとコアコンピタンス、目指す姿などを明確な目標とともに記載しています。
新規事業の取り組み
プラットフォームハウス ー人生100年時代の幸せをアシストする家ー
長期ビジョンの実現に向け、「健康」「つながり」「学び」といったサービスを次々とインストールができ、「住まい手の生活サービスを長期に渡りアシストする」当社独自の家づくりを推進しています。
第一弾のテーマは「健康」。家で発症する可能性の高い「急性疾患」へ早期対応するサービス開発に、パートナーの皆様と共に重点的に取り組んできた結果、世界初の在宅時急性疾患早期対応ネットワーク「HED-Net 」を構築しました。そして、2020年12月から社会実装に向けた実証実験「生活者参加型 パイロットプロジェクト」を開始しました。
地方創生事業「Trip Base 道の駅プロジェクト」

積水ハウスとマリオット・インターナショナルは、国内の各自治体と連携し、「道の駅」をハブにした「地域の魅力を渡り歩く」を提案する地方創生事業を展開しています。積水ハウスの質の高い宿泊施設を短工期で提供できる技術とマリオット・インターナショナルの高いホスピタリティとグローバルネットワークという双方の強みを生かしながら、アライアンスパートナーと協業し、新しい旅のスタイルを通じて地方創生・地域活性化の一助となる取り組みを推進しています。
本事業では、現在26道府県の自治体、44社のパートナー企業と事業連携を進めており、ファーストステージとして2020年10月から2022年3月までに、6府県15か所で合計1,152室のホテルを開業・運営しております。さらに、新たにセカンドステージとして、8道県14か所で1,184室のホテルを2022年春より順次オープンします。
ESG戦略
「ESG経営のリーティングカンパニー」を目指し、3つのテーマを掲げ、E(環境)・S(社会性向上)・G(ガバナンス)戦略を推進しています。
- ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスで世界を牽引 RE100で世界に貢献
- ダイバーシティを成長ドライバーにする
- イノベーション&コミュニケーション
TCFDレポート発行

ダイバーシティの取り組み
ともに働く人々や従業員一人ひとりがお互いの多様性や価値観、働き方を認め合い活かせる、自由闊達なコミュニケーションが行われる職場環境づくりを推進し、イノベーションが生まれる組織風土の醸成に取り組んでいます。

ガバナンス体制の強化
積水ハウスグループは2018年を「ガバナンス改革元年」と位置づけ、長期的かつ持続的な企業価値向上に向けてレジリエントな経営基盤を構築すべく、「イノベーション&コミュニケーション」を合言葉に改革を推進しています。
2018年の取り組み
2019年の取り組み
2020年の取り組み
2021年の取り組み
2022年の取り組み
財務戦略
第5次中期経営計画においては、10年後を見据えた強固な財務基盤の構築を図り、持続的な企業価値向上に向けた成長投資の推進と株主還元の強化を図ってまいります。具体的には中期的な平均配当性向を40%以上とし、継続的な配当成長を目指すとともに、機動的な自己株式取得の実施により株主価値向上を図ります。
