防災性を向上させた共同住宅

地域一帯での防災性向上と
住環境を改善した共同住宅

敷地面積: 403.75㎡ 延床面積: 650.73㎡
 構造:重量鉄骨造3階建

背景とニーズ

  • ・計画地では、地権者間で共同住宅での建替えの検討が行われていた。
  • ・一般財団法人 首都圏不燃建築公社が中心となり、地権者の意見をまとめ、整備組合を組成、建替え計画を策定した。
  • ・整備組合にて策定した計画の実現にあたり、以下の課題解決が求められた。

【課題】

  1. 高い防災性能:地域一帯の防災性向上のため、建物に高い防災性能が求められた
  2. 施工技術:狭小の木造密集地域特有の高い施工技術(建設重機対応や施工資材搬入等)が求められた
  3. 整備費抑制:RC造では採算が合わなかったため、コストを抑制できる提案が求められた。
  4. 地権者負担の軽減:地権者の仮住居費を抑制するため、短工期が求められた
  5. 維持管理費抑制:建替え後の地権者の管理費抑制のため、維持管理費用を低減するための提案が求められた。

ソリューション

  • ・(一財)首都圏不燃建築公社が中心となり、地権者の意見をまとめ、整備組合を組成。
    策定された建替え計画を、当社協力のもと実現。
  • ・木造住宅が密集している狭小地域で、高い防災性能(高い防火性能を有する外壁や地震に強い構造躯体)を有する共同住宅への建替えを行い、地域の防災性向上を図った。
  • ・工業化住宅工法の強みを生かし、整備費を抑制しながら、狭小地での短工期(2020年6月~2021年3月(解体含み9カ月))の施工を行った。メンテナンス性に優れた仕様(高い耐候性を有する外壁)とすることで、足場を伴う大規模修繕を減らし、維持管理費の低減も実現した。
志茂三丁目9番地区防災街区整備事業活用イメージ図
Before_After

成果

  • ・高い防災性能(防火性・耐震性)を有する建物への建替えで、地域一帯の防災性の向上に寄与することができた。
  • ・独自の工業化住宅工法により、高品質でありながらも低コストの建物を実現し、難易度の高い狭小地での施工や短工期(補償費の抑制)という条件もクリアすることができた。建替え後の共同住宅は高いメンテナンス性を有するため、今後の維持管理費低減にも貢献できる。
  • ・建物の断熱性や空気環境の面においても高い性能を実現し、建替え後の居住環境の改善にも大きく寄与することができた。