労働安全衛生労働安全衛生マネジメントシステム

厚生労働省が推奨している「労働安全衛生マネジメントシステム」に、施工現場の特性を加味して独自に構築した「積水ハウス危険ゼロシステム」を組み入れ、危険要因を減らす安全衛生管理活動を展開しています。

施工従事者が安全で健康に働ける環境整備を目指して

住宅の施工段階では、現場で多くの関係者が業務に関わります。お客様にご満足いただける高い施工精度と施工品質を保つためにも、施工関係者が安全で心身ともに健康に働くことができる環境の整備が重要です。積水ハウスでは、従業員のみならず施工協力会社の事業主や施工技能者等も含め、グループ一体となった「労働安全衛生マネジメントシステム」を整備しています。

独自に構築した「危険ゼロシステム」の運用

当社や協力会社の施工従事者が安心して働ける施工現場を目指し、全社および事業所ごとの災害や事故の傾向を分析した上で、「施工安全衛生年間計画」に取り組むべき項目や対策を記し、災害の低減化を図っています。

当社では安全管理のシステム化に取り組んでいます。従来、施工現場の安全巡回時の指摘事項やその記録を残すとともに施工協力会社・施工従事者への確実な指摘および是正の確認・報告を目的とした、「安全推進書」を活用してきました。「安全推進書」の運用により、労働災害の防止に多大な成果をあげてきましたが、その「安全推進書」で培った安全管理体制をさらに効率よく確実な仕組みを構築するためにスマートデバイスを用いた「安全推進書アプリ」を開発しました。

今後とも継続して具体的で実効性のある労働災害防止対策や安全衛生教育研修の実施に努め、関係者が一体となって労働安全衛生水準の一層の向上を目指します。

危険ゼロシステムの概要

図:危険ゼロシステムの概要

何か従業員の労働災害・事故が発生した場合、速やかに発生した事業所から人事部に連絡があり、安全衛生委員会等を通じて全社に共有されます。また、施工現場で施工従事者の労働災害・事故が発生した場合も、速やかに発生した事業所から施工部に連絡があり、全社に共有されます。