人と自然の共生社会 「企業の森」制度への参加をはじめとする森林保全活動

和歌山県「企業の森」事業に参画し、取り組み10年を経て、同じ田辺市中辺路町にて新たに「積水ハウスの森」を開始し、「5本の樹」計画に考慮した森林保全活動を継続しています。また、「東京グリーンシップ・アクション」八王子滝山地域および大谷地域の里山保全活動へも継続参加しています。

和歌山県「積水ハウスの森」第2期

 積水ハウスは、2006年から「企業の森」事業 に参画し、森林環境保全活動に取り組んでいます。これは、和歌山県が推進する環境貢献に関心の高い企業が県内の自然を活用して地域の方々と共に取り組む活動です。

 2015年、10年の節目を迎え、「積水ハウスの森」での森林保全活動により森が十分成長してきたため、管理を森林組合に引き継ぎ、2016年秋の活動から、今までの活動地から約10㎞東方に移動し、世界遺産・熊野古道に近接した場所(1.6 ha)で第2期目をスタートしています。

 2019年の活動は、令和元年、最初の活動として、記念樹「令和のサクラ」を植えるところから始まりました。今年は、春秋共に天候に恵まれ、作業用の歩道修理、鹿の食害から苗木を守るための周囲のネット修理、時期的に大量に出てきた下草刈り、補植や施肥など、一連の森林保全活動を行うことができました。昨年に比べると、雑草より頭一つ出ている樹木が、見れるようになって来ています。

 今後も春・秋の2回、新たな植樹や補植、下草刈り、肥料やりなどの作業を行い、豊かな森を次世代に伝える「積水ハウスの森」の整備に取り組んでいきます。なお、2019年春秋の活動を終え、参加人数は延べ2028人となりました。

写真:集合写真

集合写真

写真:記念樹「令和のサクラ」

記念樹「令和のサクラ」

写真:作業場所

作業場所

写真:歩道修理

歩道修理

    企業が地元の森林所有者の伐採地を借り、植樹や下草刈りに参加することで、十分な手入れが行われない放置森林や荒廃森林の増加を防ぐために、森林保全を目指す制度。特に和歌山県では、森林の豊かな土地で、日常的な管理を地域の森林組合に委託することで、地域活性化や雇用支援にもつながる取り組みとして、県が積極的にコーディネートし、取り組んでいます。