マテリアルバランス関東工場

積水ハウス関東工場における2019年度の使用エネルギー、資源使用量等を報告するとともに、工場で取り組んでいるCO2排出量削減、資源循環、生態系ネットワークの復活等の環境活動や社会貢献活動を紹介します。

写真:関東工場

〒306-0213
茨城県古河市北利根2番地
設立年月-1970年8月
工場総面積-309,547m²
工場主要建物総面積-114,243m²
最大生産能力-870棟/月

主なエネルギー・資源使用量

エネルギー・資源 単位 使用量
電気 MWh/年 15,793
灯油 kl/年 12.8
軽油 kl/年 25.4
LPG t/年 137
都市ガス 千m³/年 2,740
上水 千m³/年 19.1
地下水 千m³/年 425.8

排出物発生総量および主要品目(単位:t)

排出物 総量(t) リサイクル率 マテリアルリサイクル率
総量 4,122.9 100% 92.3%
廃プラスチック 137.3 100% 89.3%
木くず 525 100% 50.2%
金属くず 1,596.6 100% 100%
ガラス陶磁器くず 846.6 100% 100%
排出物 総量(千m³) 河川(千m³) 下水道(千m³)
排水 210.3 210.3 -

大気分析結果

排出物 単位 実測値 法規制値 自主基準値
NOx ppm 30未満 230 150
SOx Nm³/h 0.11未満 14.5 7
ばいじん g/Nm³ 0.001未満 0.2 0.1

水質分析結果(第一工場)

排出物 単位 実測値 水濁
法規制値
条例/
協定等
自主
基準値
最大数値
(参考)
PH - 8 5.8~8.6 5.8~8.6 6.0~8.4 8.1
全クロム mg/l 0.1 2 1 0.5 0.1
mg/l 0.1 3 3 1.5 0.1
フェノール mg/l 0.1 5 1 0.5 0.1
n-Hex mg/l 0.5 5 5 2.5 0.5
マンガン mg/l 0.1 10 1 1 0.3
mg/l 0.1 10 10 5 0.1
フッ素 mg/l 0.7 8 8 6 1.5
リン mg/l 0.2 16 16 8 0.2
窒素 mg/l 4.1 120 120 90 6.7
COD mg/l 4.7 - - - -
BOD mg/l 1.5 160 25 15 2.7
SS mg/l 1.1 200 40 20 1.6
大腸菌 個/cm³ 0 3,000 3,000 1,000 0
亜鉛 mg/l 0.1 2 2 1.5 0.1
ほう素及び
その化合物含有量
mg/l 0.1 10 10 5 0.1
アンモニア、
アンモニウム化合物、
亜硝酸化合物及び
硝酸化合物含有量
mg/l 2.3 100 100 50 5
有機体炭素 mg/l 3.0 - - - 4.3
ATU-BOD mg/l 1.4 - - - 3.3
1.4-ジオキサン mg/l 0.005 0.5 0.05 - 0.005

水質分析結果(ダインパネル工場)

排出物 単位 実測値 水濁
法規制値
条例/
協定等
自主
基準値
最大数値
(参考)
PH - 7.7 5.8~8.6 5.8~8.6 6.0~8.4 7.9
全クロム mg/l 0.01 2 1 0.5 0.01
mg/l 0.01 3 3 1.5 0.01
フェノール mg/l 0.05 5 1 0.5 0.05
n-Hex mg/l 1 5 5 2.5 1
マンガン mg/l 0.11 10 1 1 0.15
mg/l 0.24 10 10 5 0.34
フッ素 mg/l 0.2 8 8 6 0.2
リン mg/l 0.3 16 16 8 0.3
窒素 mg/l 1.2 120 120 90 1.6
COD mg/l 8.5 - - - -
BOD mg/l 4.6 160 25 15 11.5
SS mg/l 2.4 200 40 20 7.2
大腸菌 個/cm³ 0.7 3,000 3,000 1,000 8
亜鉛 mg/l 0.01 2 2 2 0.01
ほう素及び
その化合物含有量
mg/l 0.05 10 10 10 0.07
アンモニア、
アンモニウム化合物、
亜硝酸化合物及び
硝酸化合物含有量
mg/l

1

100 100 50

1

特に記載のないものは報告対象期間である2018年2月~2019年1月の調査データです。

1. 生産時のCO2排出量削減の取り組み

 2019年度は、「工場設備の生産性向上」・「省エネ機器の推進」・「燃料の転化」をテーマとしてCO2削減活動を進めてきました。「ラーメン柱製造設備高速溶接化による生産性向上」・「第1工場天井照明LED化(434台)」・「第3工場受変電設備高効率トランス化」・「LPGリフトのバッテリー車変更」等では、特に大きな効果が得られました。

写真:第1工場天井照明のLED化

第1工場天井照明のLED化

写真:高効率トランス

高効率トランス

 出荷輸送時のCO2排出量削減に向け、積載方法の改善を実施し台数削減を図りました。一例して、5枚用の縦架台での積載を3枚用の縦架台を使用する事で、荷台の半分を有効に活用しました。その他にも架台の形状変更や、パレットの有効活用などを行い、積載効率を向上させ出荷輸送台数の削減を図りました。

写真:5枚用縦架台 使用時

5枚用縦架台 使用時

写真:3枚用縦架台 使用時

3枚用縦架台 使用時

2. 資源循環の取り組み

 昨年に引き続き、「材料歩留り向上」に観点を置いて廃棄物削減取り組みを進めました。外壁パネル塗装工程の塗料歩留り向上を目的とした製品置場の拡大、及び塗料冷却装置の導入は、廃棄物削減及び塗料使用量削減を図る上で、大きな効果を示しました。さらに、β梁原材料長見直しによる割付変更を行い、材料歩留り向上を図り、廃棄物の削減に努めました。

写真:3・4階建製品置場拡大による色まとめ生産実施 

3・4階建製品置場拡大による色まとめ生産実施 

写真:外壁パネル塗料冷却による塗料歩留りを向上

外壁パネル塗料冷却による塗料歩留りを向上

3. 生態系ネットワークの復活・社会貢献活動

 社会貢献活動として「工場周辺道路の清掃」、台風被災地支援活動として「古タオル収集」、地元である茨城県古河市主催「渡良瀬クリーン作戦への参加」等を行いました。今年も社員とその家族、構内協力企業様を含め、ボランティア活動への年間参加者数が延べ1万人を超え、昨年に引き続き目標を達成することができました。

写真:工場周辺道路の清掃

工場周辺道路の清掃

写真:古タオル収集

古タオル収集

写真: 災害ボランティア活動

渡良瀬クリーン作戦 (2019年4月13日(土):参加人数387人)