人と自然の共生社会 「5本の樹」いきもの調査

「「5本の樹」いきもの調査を、専門家との協働で2008年から実施し、「5本の樹」計画の効果を継続的に検証しています。住民の方々にも参加いただく「いきもの観察会」も開催し、好評をいただいています。2020年は、「5本の樹」を中心とした植栽計画の
生物多様性

生物多様性

地球上のさまざまな生き物たちの豊かな個性とつながりのこと。食料をはじめ、私たちの日常の暮らしは、この生物多様性に支えられて成り立っている。

の保全効果を確認するため、いきもの調査を実施してきた各地で追跡調査を実施する予定としています。

 「5本の樹」いきもの調査は、「5本の樹」計画のまちづくりの前後に、鳥や昆虫などの生息状況を実際に観察し、周辺地域との比較を行うとともに、植栽の成長に伴う生態系の経年による変化を記録・分析し、「5本の樹」計画の生物多様性の保全効果を検証することを目的としています。

 全国9カ所の分譲地と分譲マンション1カ所、本社のある新梅田シティ、関東工場に隣接する「積水ハウス エコ・ファースト パーク」や「関東・住まいの夢工場」など、全12カ所で調査を継続的に実施しています。10年にわたり住宅メーカーが自社の分譲地等を対象として行うこのような生物多様性についての調査は、他に例を見ない取り組みです。また、地域の住民が身近な環境で楽しみながら生き物と生物多様性について学ぶことができる、住民参加型のいきもの観察会も一部の分譲地で実施しています。身近にいる生き物を知ることができ、お子様はもとより住民の皆様より、地元への愛着をはぐくむ取り組みとしても好評をいただいています。

 2019年は、新規での「いきもの調査」は実施していませんが、2020年は「5本の樹」を中心とした植栽計画の生物多様性の保全効果を確認するため、いきもの調査を実施してきた各地で追跡調査を実施する予定としています。

いきもの調査実施状況

調査開始 調査団地名
2008年9月~ コモンステージ松山(愛媛県松山市)
2008年9月~ コモンガーデン南吉田(愛媛県松山市)
2008年12月~ コモンフィールドみずの坂(愛知県瀬戸市)
2009年5月~ コモンシティ青葉のまち(宮城県仙台市)
2009年9月~ コモンステージひたち野(茨城県牛久市)
2009年6月~ コモンヒルズ生目心町(宮崎県宮崎市)
2011年8月~ 福岡アイランドシティ(福岡市)
2014年5月~ 新・里山(新梅田シティ)(大阪市)
2014年5月~ スマートコモンステージみらい平(茨城県つくばみらい市)
2016年2月~ グランドメゾン江古田の杜(東京都中野区)
2017年2月~ 「積水ハウス エコ・ファースト パーク」&関東・住まいの夢工場(茨城県古河市)
2017年3月~ コモンステージ彩都(大阪府箕面市)

写真:いきもの調査実施中の様子

いきもの調査実施中の様子

写真:ジョウビタキ(彩都近隣公園)

ジョウビタキ(彩都近隣公園)

写真:ホソミイトトンボ(彩都近隣公園)

ホソミイトトンボ(彩都近隣公園)