生物多様性保全に向けた積水ハウスの「木材調達ガイドライン」10の指針が第1回「生物多様性 日本アワード」において″優秀賞″を受賞しました

積水ハウス株式会社/2009年9月10日

この度、環境省と(財)イオン環境財団が創設した第1回「生物多様性 日本アワード」において、生物多様性保全に向けた積水ハウスの「木材調達ガイドライン」10の指針が、利用プロダクト部門において“優秀賞”を受賞しましたのでお知らせします。


本アワードの詳細については、本日環境省から発表されました「『生物多様性 日本アワード』受賞者の決定について(お知らせ)」をご参照ください。

※環境省ホームページは こちら


積水ハウスでは、持続可能な木材利用を可能にするため、2005年に木質建材を取り扱っている主要取引先約60社に対し、各種設備や部材で使用している樹種や原産地、合法性などについての調査を実施し、その結果を基に2007年4月に独自の「木材調達ガイドライン」を策定しました。本ガイドラインでは、調達木材の合法性だけでなく、生物多様性の保全や伐採地の住民の暮らし、国内林業の活性化など、幅広い視野を持った10の調達指針を制定しています。また、調達指針ごとの評価点の合計で木材をS、A、B、Cの4つの調達ランクに分類し、評価が低いCランクの木材を減らし、評価の高いSランクの木材を増やす方向でフェアウッド調達を進めています。

 

「木材調達ガイドライン」の10の指針

当社は以下の木材を積極的に調達していきます

 

1

違法伐採の可能性が低い地域から産出された木材

2

貴重な生態系が形成されている地域以外から産出された木材

3

地域の生態系を大きく破壊する、天然林の大伐採が行われている地域以外から産出された木材

4

絶滅が危惧されている樹種以外の木材

5

消費地との距離がより近い地域から産出された木材

6

木材に関する紛争や対立がある地域以外から産出された木材

7

森林の回復速度を超えない計画的な伐採が行われている地域から産出された木材

8

国産木材

9

自然生態系の保全や創出につながるような方法により植林された木材

10

木廃材を原料とした木質建材

 
 

積水ハウスでは、今後も多くのサプライヤー(納入業者)と協働しながらフェアウッド調達で木材調達のレベルの向上を図るとともに、生物多様性の保全に寄与してまいります。

 

(※)フェアウッド:(財)地球・人間環境フォーラムと国際環境NGO FoE Japanが提唱している環境に配慮し社会的に公正な木材のこと。


 



<本件に関するお問合せ先>

積水ハウス株式会社
広報部
(大阪) 06-6440-3021
(東京) 03-5575-1740

※掲載内容は発表時点のものであり、現在の内容と異なる場合がありますのでご了承下さい。