積水ハウス「(仮称)御殿山プロジェクト」Aブロック超省エネ型LED照明を大規模採用した環境配慮型オフィスビルを来年2月に国内初竣工

積水ハウス株式会社/2010年5月31日

 積水ハウス株式会社は、東京都品川区「(仮称)御殿山プロジェクト」内で最大の面積を占めるAブロックにおいて、大規模な超省エネ型LED照明、クールピット(地中熱の恒温性を利用した省エネ技術)、自動CO2制御システム、外気冷房、大規模緑化などを採用し、地球温暖化防止に貢献する環境配慮型オフィスビル(地上9階・地下1階、延床面積63,935㎡)を建設します。積水ハウスは当ビルにおいて最先端の省エネ技術を採用することにより、CO2の年間排出量の削減を行い、本年4月1日より施行された東京都「改正環境確保条例」における「トップレベル事業所」の認定を受けることを目指します。


 このたび採用するLED照明は、超省エネ型のLEDグリッド照明であり、事務所貸室部分の全てにおいて採用します。当オフィスビルは来年2月末に竣工し、LED照明を大規模に採用したオフィスビルとしては国内初の竣工となります。


 このLEDグリッド照明は発光効率が高く、照度700lxの同条件における一般的な蛍光灯照明に比べた消費電力の削減率が、従来型のLED照明が約20%であるのに対して、約41%の消費電力削減が可能となります。また照明機器の寿命も40,000時間と、従来の蛍光灯照明の12,000時間に比べ約3.3倍と長寿命であり省メンテナンス化が図れます。


「(仮称)御殿山プロジェクト」Aブロック イメージパース


環境配慮型オフィスビル




■「(仮称)御殿山プロジェクト」Aブロックにおける環境配慮技術


(1) 超省エネ型LEDグリッド照明


このたび採用するLEDグリッド照明は発光効率が高く、一般的な蛍光灯照明に比べた消費電力の削減率が、従来型のLED照明が約20%であるのに対し、当LED照明は約41%の削減が可能です。また照明機器の寿命も蛍光灯照明に比べ約3.3倍と省メンテナンス化が図れます。


LEDグリッド照明



(2) クールピット


地中の恒温性を利用した熱源機器の省エネ技術で、外気を地下ピットを経由して空調機に導入することにより、省エネ化を図ります。


クールピット



(3) 自動CO2制御システム


在室人員に応じた必要外気量のみをオフィス内に導入する省エネ技術で、室内のCO2濃度に応じて導入外気量を自動制御し、省エネ化を図ります。


自動CO 2 制御システム



(4) 外気冷房


外気温が室温より低い場合に外気を建物に導入して冷房を行う技術で、エネルギー消費量を低減します。



(5) 大規模緑化


Aブロックにおいては外構の緑化に加えて大規模な屋上緑化を採用し、敷地緑化率43%を実現します。敷地内には樹木を17,480本植樹し、周辺の街並みと連続した緑豊かな空間を創出します。屋上緑化においては、ヒートアイランド抑制効果の高い芝生や地被類を植樹し、建物表面温度の上昇を抑制します。潅水には雨水を利用し、資源の有効活用にも配慮します。



(6) その他の環境配慮技術


エントランス・共用廊下・外構廻りにおけるLED照明採用、太陽光発電システム、全熱交換機、駐車場CO濃度に応じた自動制御換気、高効率変圧器・冷温水発生器、壁面緑化、雨水利用などさまざまな省エネ技術を採用しています。




■「(仮称)御殿山プロジェクト」の全体概要


所在地:東京都品川区北品川6―5 他








<本件に関するお問合せ先>

積水ハウス株式会社
広報部
(大阪) 06-6440-3021
(東京) 03-5575-1740

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