積水ハウスの幸せ健康経営
健康宣言
“「わが家」を世界一幸せな場所にする”という グローバルビジョンのもと、
「健康・つながり・学び 」という、人生100年時代の幸せにつながる新たな価値創造に取り組んでいます。
この新たな価値を提供していくために、
当社の合言葉であるイノベーション&コミュニケーションを原動力として、
自律的な健康づくりをより一層支援し、従業員と共に「幸せ健康経営」に取り組んでいくことをここに宣言します。
代表取締役兼CEO 社長執行役員 仲井 嘉浩
健康経営の方針
すべての従業員が心身ともに健康で、幸せに、いきいきと働ける会社を目指して
積水ハウスグループの「幸せ健康経営」
解決したい経営上の課題
「幸せ健康経営」の実施により期待する効果
・生産性の向上:プレゼンティーイズム、アブセンティーズム
・労働損失の把握:離職状況、休職率
これらの指標が改善されることを、「幸せ健康経営」の成果として期待しています。
第6次中期経営計画(2023年度ー2025年度)における位置づけ
健康経営優良法人として認定
健康経営推進体制
戦略的に幸せ健康経営を推進するための組織体制を整備

健康課題、目標
健康・幸せづくり推進に向けた課題
さらに、心の健康を保ち、従業員の幸福度を高めることは、持続可能な組織運営において不可欠です。
こうした背景を踏まえ、当社グループではメンタルヘルスの改善に向けた取り組みを進めるとともに、従業員および組織の幸福度を測定し、健康経営の指標として活用しています。
健康・幸せづくり推進に向けた取り組み方針
5つの目標
2.喫煙率の低減
3.従業員/職場の幸せ度向上
4.生産性の向上(プレゼンティーイズムの改善)
5.メンタル不調の予防(長期欠勤・休職者の減少)
戦略マップ

戦略マップに基づくKPIの実績
各種取り組み
①従業員一人ひとりの健康づくり推進
取り組みを通じ、PDCAサイクルを回すことで、健康経営を「自分ごと」として取り組む仕組みを構築しています。
知る:AIシミュレーション
「ヘルシーチャレンジ」 *¹や「幸せ度調査」 *² を活用し、自分の健康課題を把握、解決に向けた行動変容を促します。
*¹ 健診結果に基づき、将来の健康リスク予想と改善提案を行うAIシミュレーションサービス。2020年8月利用開始。累積閲覧率は57.2%(2023年1月時点)。
*² 幸福経営学の第一人者、慶應義塾大学大学院の前野隆司教授の監修のもと、個人の幸せを多面的に計測可能な調査「幸福度診断Well-Being Circle」と、働く人の幸せを分析可能な調査「はたらく人の幸せ/不幸せの14因子」を同時に計測する当社オリジナルの調査。2020年11月調査開始。参加者数は23.459人(2024年11月時点)。
計画する:目標設定、チャレンジ選択
シミュレーション結果をもとに、従業員が自らの課題に基づいた「My幸せ健康宣言」を登録します。6つのチャレンジから1つ以上を選択し、行動計画を立てます。経営層も含め21,852人が登録しています(2024年3月時点)。
取り組む:推進イベント
従業員が6つの分野から選択した活動に主体的に取り組めるよう、セミナーやイベントなどを定期的に開催し、幸せや健康に対する意識や改善意欲の向上を図っています。2022年2月以降、50回のセミナーを開催し、 延べ17,959人が参加しています(2023年度末時点)。 また、健康管理アプリ「積水ハウスFIT」を使用し、「ウォーキングチャレンジ」*³を実施しています。
*³ 定期的な運動を通じた生活習慣改善を目的とした、楽しみながら健康づくりができる取り組み。スマートフォンで歩数を集計し、事業所ごとに平均歩数を可視化。事業所ごとのランキングのほか、事業所内での自身の順位を見える化し、健康意識向上のみならず、社員同士の交流やチームワーク強化にもつながっている。2019年2月から導入、21,163人が参加(2023年度時点)。
達成する:効果検証
年に1回、「My幸せ健康宣言」登録時に健診結果や健康情報を確認し、従業員自身でチャレンジの効果の検証を行い、目標の見直しを行っています。

②メンタルヘルスケア
資格を所持している専門のカウンセラーや臨床心理士による相談窓口(外部EAPサービス)に加え、本社産業医による健康相談窓口を設置し、従業員が相談しやすい環境づくりに取り組んでいます。
③幸せ度調査の活用
従業員の「幸福度」とは、働きがいや自己成長など主観的で、仕事とプライベートを含む人生全体の指標です。米国の心理学者による研究によれば、幸福度が高い従業員はそうでない者より創造性が3倍高く、生産性は31%高いといいます。従業員が幸せに働くことで、高いパフォーマンスを発揮し、コミュニケーションが活性化してイノベーションが生まれやすくなります。
“「わが家」を世界一幸せな場所にする”というグローバルビジョンの実現には、まずは従業員の幸せを追求することが大切。そこでグループ全従業員の約27,000名を対象として、2020年11月に「幸せ度調査」を日本企業で初めて実施し、その後も毎年1回継続して調査を行っています。自分と職場の幸せを「見える化」することで、従業員一人ひとりの幸せを追求していくための具体策につなげます。
調査結果については、個人と事業所にフィードバックした上で、幸せワークショップを開催。各事業所と個人の幸せ度向上アクションを考えて実行することで、ワークエンゲージメントの向上を図ります。

④女性の健康
2024年には全従業員を対象に「~最大限の能力を発揮するために~女性特有のヘルスケアマネジメントを知ろう」と題したEラーニングを実施。また、リーダー層を対象とした「ダイバーシティマネジメントフォーラム」では、生物学や脳科学の観点で性差を学んだ後に、部下のマネジメントについてのグループワークを実施しています。
⑤禁煙支援
⑥両立支援制度
⑦がん検診の受診
その結果、従業員へのがん対策へ取り組んだパートナーを表彰する「がん対策推進優良企業表彰制度」にて「がん対策推進優良企業」として表彰されています。(2021年度より4年連続)
*対象がん検診項目(法定外):胃がん・大腸がん(40歳以上)、乳がん(40歳以上女性)、子宮頸がん(20歳以上女性)
⑧二次検診の受診支援
従業員が安心して受診できる環境を整え、病気の早期発見・早期対応を支援するとともに受診勧奨を行っています。
⑨感染症対策
各種取り組みの結果
従業員の歩行習慣の定着を目指し、自発的な健康行動を促す社内環境づくりに取り組みました。
- 運動セミナーの開催
- ウォーキングチャレンジ
その結果、歩行習慣のある従業員の割合は44%(2022年)から47.0%(2024年)へと増加しました。
また、従業員の脂質リスクが18.7%(2022年)から17.7%(2024年)へ減少しました。
このような運動に関する取り組みが評価され、スポーツ庁より4年連続で「スポーツエールカンパニー」の認定を受けています。
今後も、従業員が主体的に健康を意識できる職場づくりを進めていきます。

2020年度からの5回の調査結果において、「幸福度診断Well-Being Circle」総合値は、5年連続増加の傾向にあります。
2020年(65.51)→2021年(65.75)→2022年(65.86)→2023年(65.98)→2024年(66.57)
パートナーシップ構築宣言
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