「地球にやさしい住空間デザインコンペティション2008」原寸大モデル展示会及び最終審査会開催のご案内

積水ハウス株式会社/2008年10月9日

 「地球にやさしい住空間デザインコンペティション」は、関西の建築・環境・デザイン系の15大学が参加し、研究室単位で実行委員会を組織した参加型のイベントで、2008年4月にスタートしました。大学や専門領域にとらわれず、学生、大学院生の若い斬新なデザイン力を生かし、深刻化する地球環境問題に対して、住空間から解決提案を考えようというテーマで公募しました。公募では120点の作品が集まり、図面と企画書による第1次審査(6月)で34作品に、さらに10分の1模型を使った第2次審査(9月)で5作品に絞られました。当該5作品については学生本人の監督の下、プロによる原寸大模型(高さ・幅・奥行きがそれぞれ2.4メートル以内を条件とする)を製作しました。


 10月25日(土)には、梅田スカイビル「空中庭園展望台」において、当該5作品の最終審査が行われます。また、最終審査に先立ち、市内有数の観光名所での開催メリットを生かして公開展示を行い、広く一般市民の方にもご覧いただきます。公開展示期間中は市民投票も実施し、最終選考の参考とします。


 最終審査当日は、各学生のプレゼンテーションと質疑応答を経て、ゲスト審査員の辻信一氏(文化人類学者・環境運動家)をはじめとする10名の審査員が最優秀賞を決定します。


 このコンペティションは、若きデザイナーの育成や住空間の質の向上を目的としています。過去3年間にわたり大阪芸術大学と積水ハウス株式会社とのコラボレーションで行われてきたイベントがきっかけとなり、4年目となる今回は参加枠を広げ、関西15大学の参加の元に実施されました。


 コンペティションの課題は、「環境への配慮」「経年美化」「受け継がれるもの」「自然との共生」「社会とのつながり」というテーマを踏まえ、「家族を中心とする生活時間・空間」あるいは「豊かなまちなみを創る住宅・街路・共有空間」をデザイン対象としています。室内空間、コンパクトな居住空間、家具やユニットシステム、ランドスケープ空間、ストリートファニチャーといったジャンルでの多彩な提案が出されてきました。このコンペティションの特徴は、原寸大で考え原寸大で表現するということ、そして、学生と審査関係者とのコメントセッションの実施や作品発表会による2次審査など、ワークショップ形式であるということです。さらに、他大学の学生の作品発表を互いに体感し相互吸収できるという点が他のデザインコンペにはない魅力となっています。



最終審査 10月25日(土)15:00~17:00
場  所 梅田スカイビル  空中庭園展望台 (大阪市北区大淀中1丁目1番)
展示期間 10月17日(金)~26日(日)10:00~22:30(最終入館22:00)

空中庭園展望台入場料:大人700円 中学生500円 小学生300円 幼児100円 

 

※市民投票は10月17日(金)~10月24日(金)まで

 
 



ゲスト審査員 辻 信一氏
(文化人類学者、環境運動家・「100万人のキャンドルナイト」
呼び掛け人代表、明治学院大学国際学部教授)
審査員 澤田良作氏
(大阪芸術大学 芸術学部 建築学科 教授)
喜多俊之氏
(大阪芸術大学 芸術学部 デザイン学科 教授)
狩野忠正氏
(大阪芸術大学大学院 教授)
曽和治好氏
(京都造形芸術大学 芸術学部 環境デザイン学科
ランドスケープデザインコース 教授)
中村勇大氏
(京都造形芸術大学 芸術学部 環境デザイン学科 教授)
遠藤秀平氏
(神戸大学大学院 工学研究科 建築学専攻 教授)
末包伸吾氏
(神戸大学大学院 工学研究科 建築学専攻 准教授)
伊久哲夫
(積水ハウス 常務執行役員)
土井慎一
(積水ハウス 執行役員・設計本部長)


(順不同)


 


 

<本件お問合せ先>

積水ハウス株式会社
広報部
(大阪) 06-6440-3021


※掲載内容は発表時点のものであり、現在の内容と異なる場合がありますのでご了承下さい。