ほしこどもおとなクリニック
- 小児科
- 内科
- 住宅併用
子どもにも大人にも真摯に向き合い、
地域に感謝されるクリニックへ。
ほしこどもおとなクリニックは、大学病院のNICU(新生児特定集中治療室)で重症児の診療にあたっていた院長と、内科医であり二児の母である奥様、お二人の専門性と子どもへの温かいまなざしによって誕生しました。「患者さんが安心して何でも相談できて、満足して帰っていただけたら、嬉しいです」と語る院長ご夫妻のお人柄が表れたクリニックは、やわらかな曲線と色合いが特徴的な、やさしいデザインに仕上がりました。
「いつか開業したら、病児保育をしたい」という思いを十数年あたためていた院長。開業から約3年後に東松山市からの補助を受けてクリニック内に病児保育室ピッピをスタートさせました。地域の子育て世帯をサポートする心強い存在となっています。
子どもたちが緊張しないよう、いかにも病院という白い壁ではなく、温かみと品のある色合いの外観にしました。国道に面した壁面は、1階から2階までラウンドに張り出したボウウィンドウが印象的。南側なので、明るい光を存分に取り入れることができます。 屋根には6kwの太陽光発電パネルを設置。発電した電気はクリニックで使用し、余剰分は売電しています。また、来院した子どもたちにもエコに関心を抱いてほしいとの思いから、受付の横にモニターを設置し、誰もが発電量を確認できるようにしています。
ボックス型のアーチをくぐって入る、北側のエントランス。どなたも安全にご利用いただけるよう、車いす用のスロープも設置しています。
クリニックを訪れたお子さんの気持ちを癒やせるようにと受付に設置した、大きな木のオブジェ。やわらかな曲線を大切にして、子ども目線で見て可愛らしく好ましいデザインにしました。
入口を入ってすぐにキッズコーナーを設けています。「子どもたちが好きに遊べるよう、絵本やおもちゃを置いています。意外と子どもたちがよく集まっているので、このコーナーは大事なんだと改めて実感しています」と語る奥様。
ハイサイドライトからの光が降り注ぐ待合室。オレンジを基調にした小児科、グリーンを基調とした内科、2科の待合を木の温もりを感じられるユニークなデザインの壁で仕切り、各科の患者さんが気兼ねなく過ごせるようにしています。
母子と星をあしらった病院のシンボルマークや各室の入口に掲示したサインは、奥様のご友人でN.Y.在住のデザイナー様が手がけたもの。内装についてもデザイナー様と積水ハウスのインテリアコーディネーターがアイデアを出し合い、ナチュラルモダンに遊び心を加えて子どもにも大人にもなじみやすい空間に仕上げました。
小児科の診察室は、病気で弱っているお子さんの不安感を取り除けるよう、可愛らしい壁紙を設えています。
クリニックの混雑緩和と院内感染のリスク軽減のために2つの診察室を設けています。さらに、インフルエンザや麻疹、風疹などの感染症患者さんを診察するための感染症室も別途用意。吐瀉物などを直接外へ出せる勝手口もつけています。
窓から明るい陽射しが入る内科診察室。奥様お気に入りの壁紙は、ホワイトを基調にエレガントな曲線が描かれ、さり気なくやさしさを感じさせるデザインです。
赤ちゃんとお母さんが気兼ねなく過ごせる授乳室。蒸留水器を導入しているので、お水も安心して使えます。6か月以下の赤ちゃんを診察する際には、二次感染予防のために隔離室として使用することもあります。
比較的長い時間を過ごす点滴コーナーは、快適に過ごせるように南側のラウンド部分に設置。リクライニングチェアに座って本や雑誌を読みながら点滴を受けられます。
4名まで預かることのできる病児保育室。いろいろな本やおもちゃが揃っており、万一のときにはすぐに医師や看護師が対応できるので、地域の方々が安心してお子さんを預けられる施設になっています。また、勉強会スペースとしても活用しており、折り紙教室やベビーマッサージなどの子育て支援イベントも開催しています。
感染病などで隔離が必要なお子さんを預かったときには、可動式の間仕切りで空間を分け、ほかのお子さんにうつらないように対策をしています。
施設情報

用途 | 医院併用住宅 |
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敷地面積 | 607.73㎡ |
建築面積 | 209.30㎡ |
延床面積 | 369.94㎡ |
駐車場台数 | 30台 |
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ソーラーシステム導入 | |
担当支店 | 埼玉西シャーウッド住宅支店 |