ささお歯科クリニック
- 歯科
- 小児歯科
- 歯科口腔外科
- 住宅併用
先代からの先進的な歯科治療に加え、
口腔機能の改善から日常生活をサポート
お父様が長年開業されていた歯科医院を移転し、新たなスタートを切られた院長。勤務地が大阪、建築地が遠隔の岩国でしたが、積水ハウスはどちらの支店にも営業担当と設計担当を立てて綿密に連携し、院長から「何のストレスもなく建てられました」と評価いただきました。
う歯・歯周病治療、審美歯科、インプラントなどの一般歯科に加え、いびき・睡眠時無呼吸症候群、摂食・嚥下障害、発音障害、ドライマウスといった院長の専門性を活かした外来を設置。特に障がいのある方には、きめ細かなバリアフリー仕様というハード面はもちろん、患者さんの心身の状態を理解したスタッフによるソフト面のケアも充実し、患者さんやそのご家族から信頼されています。
口腔機能障害全般を診療する個人の医院は全国でも数軒とのことで、「地方で専門外来が浸透するまで時間がかかると思っていましたが、すぐに予約が埋まるようになった。お困りの方が多いということです」と院長。後進の育成にも力を入れておられます。
変形角地の敷地。角地の正面にファサードがくるように、建物を45度ふって配置しました。1階は開口を多くして開放的な親しみやすさを印象づけつつ、建物内への視線をほどよくカットする格子の塀や木柱といった外構をプランしました。
外観のスタイリッシュなアクセントになる格子スクリーンは、2階住居の窓とバルコニーを隠す役割も。住宅併用の建物であることを感じさせず、ご家族のプライバシー確保に効果を発揮しています。
車椅子での来院に対応できる廊下幅や開口幅を確保したり、多目的トイレを設置するなどバリアフリー仕様を徹底。他の患者さんに気兼ねが要らないように、専門外来と一般外来とは動線も分けました。専門外来用診療室は車椅子のまま受診でき、保護者や介助者が同伴してもゆとりがある17.5㎡超の空間を確保。嚥下診療のために食事を摂ってもらったり、喉の奥を診る内視鏡検査やインプラント手術などにも活用したり、「これだけの広さがあると重宝します」とのことでした。
4室ある一般外来は診療中のプライバシーを守りつつ、隣室の様子が伝わる半個室とし、「待機の患者さんがむせたり息苦しそうにしていないか、常に気を配っています」と院長。また、患者さんとスタッフが交錯しないように動線を分離し、さらにスタッフ動線は、受付、一般外来用診療室、専門外来用診療室が回遊できるのでストレスなく動けます。
一般外来側も廊下幅を広めに。木調引戸の引き込み部分に採用した磨りガラスと外構に面した大きな掃き出し窓により、圧迫感のない雰囲気です。
清潔感のある白を基調にダークブラウンの木調部材を配したインテリアは、洗練されながらもあたたかみのあるイメージ。受付脇には本物のように水中を浮遊する人工クラゲの水槽があり、患者さんの目を楽しませています。
南東角を視線が抜ける開口とし、空間の広がりを演出した待合室。交互に並べたベージュとブラウンの椅子がアクセントになっています。
セファログラムも導入したX線室。「閉鎖的な空間の息苦しさが和らげば」と、院長は木のサイディング柄のクロスを選ばれました。
壁と天井にかわいいクロスを採用した小児用診療室は、保護者やきょうだいが待てる広さ。院長のアイデアでガチャガチャマシーンが置いてあり、『かわいいお部屋、ガチャガチャのあるお部屋』と評判です。
施設情報

用途 | 住宅併用 |
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敷地面積 | 745.44㎡ |
1F床面積 | 182.08㎡ |
2F床面積 | 162.81㎡ |
延床面積 | 344.89㎡ |
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医院部分面積 | 162.58㎡ |
駐車場台数 | 医院用 12台 自宅用1台 |
担当支店 | 徳山支店・大阪北支店 |