みさと中央クリニック
- 内科(消化器、循環器、呼吸器)
- 外科
- 肛門外科
- 小児科
- 訪問診療
地域医療の拠点として、美しさと継承を実現する
積水ハウスとの出会いは十数年前。ご自宅の新築がきっかけでクリニック新設のご依頼につながりました。旧クリニックは、ほぼ居抜きで譲り受けた建物。駅前という便利な立地の反面、手狭で動線も窮屈で使いづらい状態。「医療法人として20~30年で終わるクリニックではなく、100年受け継がれる建物にしたい」という想いから、移転しての新築を決意されました。
新しいクリニックは、美しさと機能性を両立。待合室には吹き抜けの開放感があふれ、診察室には様々な設備機器がインテリアを損なうことなく配置されています。患者さまもスタッフも動きやすい動線を追求し、誰もがゆったり過ごせる空間に。「他の医院には真似できない規模と美しさに仕上がった」と胸を張る院長。表情から「地域のために次世代へ受け継ぎたい」という想いがみてとれました。
患者さまを迎える受付はラグジュアリーな雰囲気を持ちながらも、柔らかさを持ったラウンド形状としました。さらに上下にしつらえた間接照明の光と合わせることで、優しさが感じられる空間になりました。
シャンデリアとこだわりの青銅色の手すりが、待合室に華やかな雰囲気を与えています。
2F部分はイベントの際にはギャラリーとしての役割も。
「一般的なクリニックの待合室ではなく、ホテルのように上質で、居心地のよい空間にしたい」というご要望。そこから生まれたのが、グランドピアノのある、大規模な吹き抜けが気持ちよい待合室です。グランドピアノには音楽を通じて“心の健康”を地域に提供したいという想いが込められています。内覧会での初コンサートも大盛況でした。
様々な患者さまに配慮された美しいアプローチ。院長ご夫妻はともに大の植栽好きで、植栽に関する豊かな知識と審美眼もお持ちです。そこで待合室から見える、外構やアプローチに植える植栽の“眺め”にもこだわりました。「花が咲き誇るとどのように見えるだろうか」とイメージしながら、樹木の枝ぶりを直接ご自身の目で確かめて選ばれました。
昼間とは違った面を見せる夕景です。待合室の大きな吹き抜けが建物のシルエットを際立たせています。
2階のスタッフルーム
スタッフがずっと働きたくなる工夫を盛り込みました。多忙なスタッフのために、広々としたスタッフルームを用意。明るい空間で食事もゆったりとれるようカフェのような空間に仕上げています。
セミナールームは、近隣の医療・介護従事者を招き、医療セミナーを開催する目的も。患者さまだけでなく、地域に住まわれる方々の健康意識を高めたいという院長の想いから始まった活動です。またセミナールームには、スタッフが研鑽する場を充実させ、最新医療を提供できる環境を整えたいという想いも詰まっています。
建物内のレイアウトでどこに配置するのかが重要な診察室。患者さまも検査後、診察室へ移動しやすいレイアウトになっています。多くの患者さまが来院されるため、クリニック全体での動線計画が重要でした。
施設情報
| 用途 | 医院専用 |
|---|---|
| 敷地面積 | 1407㎡ |
| 1F床面積 | 459.48㎡ |
| 2F床面積 | 427.51㎡ |
|---|---|
| 担当支店 | 埼玉南支店 |