キッチンの近くには何があると便利?

Question Question

料理作業のときにキッチンから洗濯機へと往復することがありますか? (女性全体 n=1007)

家事効率アップを謳う間取りの提案でよく耳にするのが、「水回りを集約させると家事動線が短くなる」という定説です。果たしてこの定説は誰にとってもベストと言えるのでしょうか。
「調理作業のときにキッチンから洗濯機へと往復することがあるか」をたずねたところ、「ある」と答えた人が5割強、「ない」と答えた人が5割弱という結果でした。

キッチンと洗濯機置き場は、必ずしも近い必要はない!?

調理作業中にキッチンから洗濯機への往復があるかについて、年代別でも見たところ、年齢が上がるにつれて往復することが「ある」と答える方の割合が少し減るものの、「ある」人と「ない」人の数に大差はありませんでした。この結果から、「水回りを集約させると家事動線が短くなる」とは一概には言えないことが分かります。

築年数別に聞きました!

キッチン周りの計画では、保管食品の収納やごみの仮置き場など調理に付随して必要になるスペースを、どこにどのように設けるかという視点も大切。近年は、キッチン周りのパントリーを充実させるケースが増えてきています。

Solution Solution

キッチン周りの動線や収納は、暮らしぶりに沿った計画に

「水回りを集約させると家事動線が短くなる」という定説は、どの家庭にも当てはまるわけではありません。調理と同時進行で洗濯をする方にとっては、キッチンと洗濯機置き場は近い方が効率的ですが、その場合も「干す」「たたむ」作業を含めてのトータルな動線に配慮する必要があります。一方、調理と洗濯を同時進行することはほとんどないという方にとっては、キッチンの近くに洗濯機があるということが必ずしも重要とは言えません。キッチン周りの動線や収納計画は、あくまで自分自身の暮らしぶりや家事の進め方をよく振り返った上で考えたいものです。

パントリーを隣接させたキッチン

常温保存の食品や飲料、調味料やごみ袋などのストック品を見渡しやすく収納できるパントリーがあれば、キッチンをいつもすっきりした状態に保てます。

Source:

積水ハウスNetオーナーズクラブアンケート「食空間について」2014
調査対象:積水ハウスNetオーナーズクラブの会員様
調査時期:2014年7月

編集・発行元:積水ハウス株式会社 納得工房

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