桜に寄り添いながら暮らす家
W様がこだわられたのは、おじい様が植えられ、半世紀を超え家族や近隣の暮らしを見守ってきた枝垂れ桜を残すこと。目指したのは、暮らしの中でいつも桜の気配を感じ、記憶に包まれるような住まい。建物の形、木との距離感、リビングの家具の配置等、桜を中心に考えながらも、見て楽しむだけでなく、桜に包み込まれるようなお住まいになりました。
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ソファに座って見上げると桜が覆い被さってくるように広がる。眺めるのではなく寄り添う距離感。
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あえて掃き出し窓ではなく腰窓にし、美しく桜が見えるように。外からの視線もコントロールし居心地の良いリビングになっている。
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天井のあらわし梁は美しく見えるよう数やピッチを熟考。床はオークの挽き板で木の温かみのある空間に。
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道路側になるキッチンは目の高さに窓を設けず、吹き抜け&高窓により間接光が回り込むスタイルに。
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南向きで、掃き出しの大きな窓を設けた明るく広々とした水回り。ここからも桜を身近に感じられる。
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落ち着き感を重視した書斎の窓は大きさよりも位置を重視し、デスクに座った時の視線の抜けにこだわる。
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外観のデザインはミニマムなものにすることで、街のシンボリツリーになる桜の表情を活かしている。
物件データ
所在地 | 愛知県 |
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家族構成 | 夫婦+子供(ご主人、奥様、長男) |
施主年代 | ~35歳 |
階層 | 2階 |
構造 | 木造(シャーウッド) |
延床面積 | 128.5m² (38.9坪) |
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