研究報告
切欠きを有する集成材梁の補強技術の開発(その2)
#安全・安心
#地震
積水ハウス株式会社/2021年9月
住宅プランの多様化に伴い、木造住宅においても比較的せいの大きい梁が使われるようになっています。しかし、階高を抑えながら天井高を確保すると、天井懐が小さくなるため、シャッターやカーテンボックスが納まらなくなります。梁の下端を大きく切欠くことができれば、天井懐に設備をおさめることが可能となります。
本研究は、切欠きのある集成材梁を対象に、耐力低下を軽減する補強技術を確立することを目的とし、実験結果を報告しています。
その2では、切欠深さをパラメータとした試験体を用いたせん断実験を行いました。切欠で残っている梁せいと耐力の関係や、残り断面で算出した断面積で耐力を整理し、切欠き集成材梁のせん断性能を明らかにしました。
実験概要・断面積とせん断耐力の関係