研究報告

換気設備の種類(第1種・第3種)による健康影響とは?

#健康・快適

#空気環境

積水ハウス株式会社/2026年1月

日本全国の戸建住宅に居住する約4,000人を対象に、24時間換気設備と居住者のBRSs(建物関連症状:室内環境が要因となる症状)との関係について調査を実施しました。本研究の成果は、国際学術誌MDPI Buildingsに2025年8月25日にオンライン公開されました。

分析の結果、第1種換気設備(給排気機械式)を備えた住まいでは、居住者1人あたりの換気量が多いほど一般症状(頭痛、集中力の低下など)のリスクが低減する一方、第3種換気設備(排気のみ機械式)では換気量が多いと粘膜刺激症状(鼻水・鼻づまり、咳など)が増加するケースがあることが明らかになりました。これらの結果は、居住人数に応じた適切な換気量とフィルターによる濾過などの付加機能の両方が症状の軽減に重要であることを示唆しています。

今後の研究では、環境測定や縦断的な研究による詳細なメカニズムの解明が期待されます。