木造住宅などの木質構造において梁に横貫通孔を設けることは、排水管や換気ダクトなどの通過経路をコンパクトに確保するうえで合理的な手法です。しかしながら、このような有孔梁の設計手法を確立するにあたり、これまでに行われてきた研究は主として耐力評価に関するものが中心であり、クリープ特性(長時間荷重を受けたときの変形)についての研究報告はほとんど見られません。
本研究では、梁せいに対して比較的大きな径の孔を有する集成材梁を対象とし、曲げクリープ実験を実施しました。第1報(副題無し)では無孔梁と単一孔梁で曲げクリープ試験をした結果を報告し、第2報(その2)ではせん断応力領域に設けた孔の影響、第3報(その3)では複数孔の影響を報告しています。いずれにおいても集成材梁のクリープ変形に対し、大きな影響を及ぼすことはないことが示唆されました。
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