研究報告
吹抜けの有無が住まいの寒さを介して主観的健康観に与える影響
#健康・快適
#断熱性能
積水ハウス株式会社/2026年1月
住まいの温熱環境は、呼吸器疾患や心疾患の要因として数多くの報告があげられています。吹抜けや高い天井は、精神的健康との関連が報告されている一方、熱が逃げる経路にもなるため、室内の温熱快適性を低下させる可能性があります。本研究では、吹抜けの有無が住まいの寒さを介して主観的健康観に与える影響を統計解析(媒介分析)しました。
第1回「健康と住まいの環境に関する全国調査」の結果を用いて、主観的健康観を従属変数として、媒介分析を行いました。解析において、吹抜けは主観的な寒さに対して負の影響を持つものの、その負の影響が小さいため、トータルでは吹抜けが主観的健康観に与える影響はポジティブな影響を持つことが明らかになりました。この知見は、住まいの設計や改修において吹抜けを取り入れることが居住者の健康増進に寄与される可能性が示されました。
