研究報告
住宅の換気量は、感染症と関連しているのか?
#健康・快適
#空気環境
積水ハウス株式会社/2025年12月
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止のために、厚生労働省より1人当たり30m3/hの換気が推奨されています。在室人数で室内のCO2発生量が変化するため、この換気量を確認する目安として、CO2濃度1000ppm以下であることが指標とされています。ただし在室人数で室内のCO2発生量が変化するため、建築基準法による室容積から算出される常時一定量の換気ではCO2濃度に対しての換気量が適切となっていない可能性があります。
そこで、リアルタイムで測定したCO2濃度の変化量から濃度上昇を予測し、それに合わせて換気量を制御する(デマンド制御)システムの開発を行いました。必要な時のみ換気量を増やすことで省エネに配慮しつつ室内の汚染物質を排出できます。
本システムは、当社オリジナルの24時間換気の制御技術として特許出願中(2024年12月時点)です。

