
小学生の頃から馬が大好きで、
北海道の大地に憧れていたというご主人。
木の魅力を随所に活かした念願の
「大自然を思わせる家」には、
ベットたちが伸びやかに暮らす場所が
用意されています。
猫の動線や習性を考えて設計。
吹き抜けを介して3階とつながる2階のリビングルームは、木の素材感に満ち、4本のあらわし梁がダイナミックな開放的な空間です。
3匹の猫と暮らすことが前提になっていたため、設計にあたっては、風を感じたり、外を眺める場所が大好きという猫の習性を満足させられるようにと、リビングの障子棚など、人のいる場所よりも高い位置に猫たちの居場所を確保。床レベルを下げたキッチンはタイル張りにして猫たちの餌場に。ドンクは近づこうしないので、落ち着いて餌が食べられます。
吹き抜けを使って2・3階を自由に行き来。
自由に動きまわれるようにするために、建具もくぐり戸つきにしました。また、3階の和室の腰壁にくり抜け穴を設け、吹き抜け側の梁に行けるようになっていますが、実際には、無垢材でつくったキャットタワーから吹き抜けを使って、2・3階を自由に行き来しています。まるで、自然素材に包まれた空間を猫たちも楽しんでいるようです。


3階のバルコニーにも出入り自由。
3階の和室に面したバルコニーは、外を眺める絶好の場所。自由に出入りできるように小窓を低い位置に設けました。
「逃げださないかと心配」という奥様のご要望から、レクリュを通りぬけたところに、大きなケージを設置しています。

トイレは専用に、寝る場所は思い思いの場所で。
2階の洗面所前の廊下にペットハウス収納を設置。3匹の猫たちのトイレ場所が用意されています。以前は寝室で寝ていましたが、犬のドンクが寝室を占領。いまは、ソファーの上など、それぞれが好きな場所をみつけて寝場所にしています。
賢い猫のために、鍵付のスライディングウォールに。
親世帯が住むエリアへの出入りを制限するために、1階につながる階段部分にスライディングウォールを設置しましたが、何と猫は開けられることが判明。
試行錯誤の結果、現在は、多少力が必要で、猫には開けられない簡易錠をつけています。

- 猫3匹を飼うことが前提になっていたので、2~3階の設計にあたっては完全に猫の動線を中心にプランを考えました。
居どころを高い場所に設けるなど、猫の習性も満足させながら、ご家族にも自然素材を活かした居心地のよい空間が生まれました。
※掲載している実例は、標準仕様と異なる場合があります。建物型式や法規制等によっては、設計上制約が出るケースもありますのでご了承ください。
当社担当者の所属は2015年3月末日現在のものです。転勤・異動などにより変わっている場合はありますのでご了承ください。