


パパは車のエンジニア。ママはパパのことを「合理主義者」だって言ってる。ママは薬剤師。近くの薬局に勤めてる。車が大好きなボクに負けず、妹はボクが引っ張るキャリーに乗るのが好き。


わが家のガレージは“ピロティガレージ”っていうんだって。
雨に濡れずに車の乗り降りができて、家の中にも出入りできるんだよ。
パパの自慢はガレージの奥の庭のウッドデッキとパーゴラ。
パーゴラにはぶどうが生っていて、パパに肩ぐるましてもらって採るんだ。
「太陽光発電にして、電気自動車も買ったし。これからはエコな暮らしをしなきゃ。」ってパパが笑って言ってました。


この前、ママが声をかけて玄関先でフリーマーケットをやったんだ。
エコにつながるし、みんなで持ち寄れば、いろいろなモノがあってとっても楽しかったよ。


「この車は電気で走るんだ。しかも、この車は蓄電池にもなるから、もし、停電が起きたら、この車を家につないで電気を使うことができるんだ。ビークルトゥホーム。V2Hって言うんだ。どうだ、すごいだろ」パパは停電になる日を楽しみにしているのかな。ママはそんなことには、おかまいなし。「この車、音が静かで小回りが利くし、ちょっとかわいいでしょ。だからいいのよ」と、パパが車を使わない日には、ちょこちょこ乗り回してるんだ。
