
住宅の購入は、土地探しから始まります。住宅を建てられる土地は、「分譲地」か、一般的な「宅地」のどちらかから選ぶことになりますが、この「分譲地」と「宅地」、どちらがどのようなものであるか、ご存知でしょうか?それぞれの特徴を意識しながら土地探しをスタートしましょう。

分譲地も宅地も、住宅を建てるための土地であることは同じですが、土地の状態や法律による制限などの点で違いがあります。
「分譲地」は広い土地を区画整理して分割し、住宅用に特化して販売(分譲)されている土地のことを指します。広場のように平らに整地された上に、杭や低いブロックなどで一定の幅を持って四角形に区切られた一帯を見たことがあれば、そこが分譲地です。建築条件が付く場合は「建築条件付き土地」と呼ばれることもあります。
「宅地(住宅用地)」は、土地の形状や状態などにかかわらず、登記法で「建物の敷地及びその維持もしくは効用を果たすために必要な土地」と定義される土地のことです。家を建ててもよい土地のことをいいます。

一般的に宅地は、すでにコミュニティが形成されている街中に存在することが多いものです。そのため、その土地の個性や周辺に住まわれている方々の様子など、具体的なイメージを持ちながら、希望の立地条件に合わせて選ぶことができます。一方、分譲地はこれから新たに小さな街を築くようなもの。コミュニティの形成は自分たち次第となります。とは言え、比較的同世代が同じ分譲地に集まることも多く、子ども同士が同級生になりやすい、習い事で同じ教室に通っている、など、共通点を多く持てる環境の中で生活ができる期待はできます。
インフラの整備状況もチェックポイントです。分譲地は、電気やガス、水道、給排水などのインフラは土地を整備したときに整えられています。また、土地と道路との間に高低差がある場合、崩落を防ぐための擁壁が必要になりますが、分譲地では住宅が建つことを考慮して最初から整備してあることが一般的です。宅地については、これらの整備状況により工事に必要な費用が変動するため確認が必要です。

年月を経て形成された個性が感じられる一般の宅地と、新たな街を築いていく分譲地。自分の新たな住まいの地を選ぶ重要な観点の一つではないでしょうか。
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作成日:2021年5月27日