家は木々の中に建てる
![紅葉](photos/20121029_1.jpg)
少し厚手の上着が欲しい季節になりましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
(展示場のダイニング外の紅葉がきれいなので
写真を載せてみます(^^)⇒)
今日は、「木」のお話をしたいと思います。
世界的に有名になった日本の建築家は、修行時代に先輩からこんなことを教えられたそうです。「家は、木々がある場所に建てよ。木がなければ植えよ。」と。
これは、住む人の目に心地良いだけでなく、家そのものを美しく見せる極意でした。
由緒あるお屋敷町の家並みが美しいのも、屋根や高窓が緑の中で見え隠れするからだといわれています。
しかも、冬でも葉を落とさない常緑樹は寒風を遮ったり弱めたりしてくれ、風に直接さらされる建物に比べて熱が奪われにくく、暖かい家になります。
落葉樹は、夏には葉を繁らせて陽差しを反射・吸収し、葉の蒸散効果で涼しさをもたらしてくれます。やがて日差しがやわらぐ頃に葉は紅葉しますが、紅色の葉はあまり熱を吸収しないため、樹下では秋の温もりを得ることができます。そして寒い冬の季節にはすっかり葉を落とし、優しい冬の陽差しを室内に届けてくれることでしょう。
つまり家を包む木々は「自然のままに常緑樹と落葉樹を取り混ぜて植えよ」ということなのです。
富山展示場はオープンからもうすぐで1年になります。
オープン当初よりも、木々の力を借りて美しくなりました。
積水ハウスはこれからも、先進の技術とともに、昔の人が大切にしていた知恵や
自然の心地よさを生かした家づくりをご提案いたします。
どうぞ、よろしくお願い致します。