緑の景観と家族の暮らしが
ひとつになる住まい。
かねてよりオーナー様が大切にされていた豊かな緑の庭園。建て替えに際してのご希望は、その庭園とのつながりを深めた、開放感あふれる住まいにするということでした。ご提案したのは、既存庭園とリビング・ダイニングとをつなぐ、9.5mの連窓を設けた大開口のプランニング。軒下空間を介し、豊かな緑の眺望を愉しむことができます。また、オーナー様ご夫婦、おばあ様、ふたりのお子様、それぞれのプライバシーを確保するため、個室への動線にも配慮。それでいながら、すべての寝室も南東へと開き、田園風景を取り込むことができました。
服部 昌弘MASAHIRO HATTORI


ここにしかない風景を大きな窓に映して。
9.5mの大開口の連窓に、永く大切に育ててきた庭園の風景を映すリビング・ダイニング。
機能的なアイランドキッチンを採用し、ご家族みんなが集い、語らい、くつろぐ、豊かな時間を過ごす場所になります。
また、テラスの袖壁はそのままリビングの壁につながり、戸外との連続性ももたせています。

内でもあり、外でもある、心地よい中間領域。
リビング・ダイニングと庭園とをゆるやかにつなぐ軒下空間。
深い軒とリビングの天井は同じ木質で一体感を高め、美しい石貼りの床が、歳月を経るほどに味わいを深めてくれます。
お気に入りのテーブルとイスを置けば、光と風を感じる小さなオープンカフェになります。

プライベートな空間にも豊かなくつろぎを。
L字型のワイドなバルコニーに面してコーナー開口を設けた明るい洋室。
十分な広さと明るさを確保し、寝室としてのやすらぎとテレワークにも活用できる機能性を両立しました。