家族を、暮らしを、
マチを豊かにする「つながり」。
オーナー様は、30歳のご夫婦と小さなお子様が2人いる4人家族。小さくても庭があり、みどりを楽しめるお住まいがご希望でした。計画地は、閑静な住宅街にある分譲地。道路面以外は三方とも建物に囲まれており、敷地は約37坪、北側斜線制限により建てられる家の規模も限られていました。そこで、今回プランを考える上で大切にしたのは「つながり」です。四角い空間のLDKは家族の距離感が近づくような配置とし、主庭のみどりとの距離感も近づけるため、視線が伸びるように計画しました。さらに、主庭はプライベート感を保ちながらも、みどりやデッキを外側に出すことで、屋内から庭(ソトのウチ)へ、庭からマチ(ソトのソト)へのつながりも創出しています。
桜井 祐太YUTA SAKURAI


光と影が豊かな表情を織りなすLDK
LDKは木質感のある内装でソトとのつながりを引き立てました。
昼は差し込む光が映し出した樹影が心地よく揺れ、夜は月明かりが照らすようにライトアップした主庭が癒しの空間を演出します。

家族とみどりがつながる暮らし
小さな主庭は、みどりはもちろん紅葉など四季折々の風景が楽しめます。
「地窓」を設けることで、玄関にも主庭のみどりを取り込みました。

ウチからソトへ広がる外観デザイン
主庭部分は背の高い木のフェンスで囲いましたが、外から見て閉鎖的な印象とならないよう、
みどりやウッドデッキがソトへと伸びてゆくような計画としています。
優しいみどりと木に包まれた住まいとなりました。