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ユニバーサルデザイン
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ユニバーサルデザインの考え方
 ユニバーサルデザインとは、年齢差や個人差に関わらず、誰もが使えるデザインのこと。いつまでも安全・安心で住み心地の良い住まいを提供することは、住まいの長寿命化と社会の良質なストック形成に大きく貢献します。積水ハウスでは、早くから「生涯住宅」というコンセプトのもとに、住宅設計や部材の開発を進めてきました。

年齢や個人差を考えた積水ハウスのユニバーサルデザイン
積水ハウスのユニバーサルデザインの考え方の図
上図は加齢による心身機能の変化と個人差による心身機能の違いを表したものです。当社では人間の心身機能を加齢と個人差の2軸からなる平面で捉え、1)年齢差による心身機能の違い、2)身長の高低等、体型の違い、3)妊婦やケガ人のような一時的な心身機能の低下、4)習熟の程度などさまざまな視点から安全・安心、使いやすさを追求しています。

ユニバーサルデザイン商品事例
 当社では、SH-UD(積水ハウスユニバーサルデザイン)ガイドラインに基づき、生涯住宅の思想をさまざまな部材設計に反映させています。より安全に、より使いやすくするために、開発済みの部材に対しても、常に設計改善を行えるように、お客様の声を反映させるしくみを構築しています。また、2004年度は、当社のさまざまな部材を紹介するアイテムガイドにも、ユニバーサルデザインの視点を盛り込み、安全性や使い勝手を考慮した部材や、それらについて配慮が必要な部材を示す「UDマーク」を掲載しています。

SH-UDのマーク 使いやすさ、安全性の点で従来の製品に比べて、より多くの人の使い方を想定して開発された部材・製品、あるいはそのように考えられる部材・製品に付けられるマーク。
SH-UDのマーク 安全性あるいは使いやすさの点で、使い方により注意を要すると考えられる部材・製品に付けられるマーク。注意すべき点をコメントとして添えています。

製品写真 製品写真 製品写真
屋上点検口の角部の形状変更
施工時や使用時の危険性を軽減するために角部を丸く変更。


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バルコニー手すり接続部のジョイントキャップ
バルコニー手すりの接続部にキャップをかぶせることで、手を滑らせたときの安全性を確保。


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スライディングスクリーン
スライディングスクリーンの下部に樹脂製のエンドキャップを追加することによって安全性を考慮した仕様に変更


SH-UDマスタープランナー
 ユニバーサルデザインの考え方を具現化するためには、部材開発とともに、設計社員の人材育成も重要です。当社では、2002年度より「SH-UDマスタープランナー」という社内資格制度を導入し、ユニバーサルの観点から住まいづくりをコンサルティングしていくためのリーダー育成を進めています。総合住宅研究所で開催される社内研修を受講した上で、福祉住環境コーディネーター検定の2級以上を取得することが、認定の条件になっています。

 2004年度は、新たに65名の従業員が認定を取得、累積取得者数が130名に達したと同時に、すべての営業本部にマスタープランナーを配備することができました。今後は全事業所への配備という目標をめざして、取り組みを進めます。

「SH-UDマスタープランナー」取得人数(累積)
「SH-UDマスタープランナー」取得人数(累積)のグラフ

グループホーム〜高齢者の視点に立った新しい住まい
 2000年に始まった介護保険制度以降、高齢者が集まって暮らす新しい住まいのかたちに関心が高まっています。それまでは、集団に対する一括的な介護で、運営主の視点に立った大規模な施設が中心でしたが、介護保険制度により利用者(高齢者)一人ひとりの個性や状況に応じた介護を行い、高齢者の視点に立った暮らしの環境が求められるようになってきました。その中でも、認知症高齢者の新しい住まいとして、認知症高齢者グループホーム(以下グループホーム)が注目されています。

 認知症高齢者グループホームは、認知症の状態にある高齢者が5人から9人の少人数を単位(ユニット)として、介護スタッフから食事や入浴の介助など日常生活上の世話を受けながら共同生活を行う形態を指します。グループホームでは、高齢者の加齢に伴う身体機能の低下や認知症の症状に配慮した建築仕様が前提となるほか、介護ニーズへの対応や、プライバシーの確保、入居者同士のコミュニケーションの発生など、孤立せずに安心して暮らせるための工夫も欠かせません。また、住宅のように親しみやすく家庭的な雰囲気を持ち、地域に密着した暮らしの場所として捉えて計画することも重要となります。

 当社は30年にわたって生涯住宅研究に取り組んできました。そこで培ってきたユニバーサルデザインの技術や知識をグループホームにも反映しています。

洗面カウンターの写真 引き戸の写真
車椅子や椅子に腰掛けたままでも無理なく使うことができる洗面カウンター。   引き戸には身長差があっても誰もが握りやすい把手を採用。
詳しくはハイライトをご覧ください。
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