今回ご紹介するのは、兵庫県北部・但馬エリアにある豊岡市日高町。日本海から山間部まで、海・山・里の豊かな自然に恵まれた地域で、神鍋高原の麓に位置しています。豊岡市は城崎温泉のあるまちとして知られていますが、そこから車で約30分、市街地から車で約15分。円山川沿いの穏やかな住宅地に佇むのが、日用品と雑貨の店「伝所鳩」です。
周囲の風景に溶け込む古民家を改装した建物は、大きなガラス窓越しに店内の温かな雰囲気が感じられるのが印象的。まるでこのまちの日常の風景の一部であるかのように、静かに地域に寄り添っています。
お店を営む長谷川孝行さんと冨樫実和さんに、作り手の想いを大切に届けること、そして地域そのものをもっと楽しく、魅力的な場所にしたいという想いについてお話を伺いました。
豊岡市にある「伝所鳩」は、日本各地の暮らしに息づく知恵や手仕事を伝える日用品と雑貨のお店です。土地ごとの風土の中で生まれた道具や衣服、雑貨など、その背景にある作り手の想いを届けることで、誰かの「まいにち」が、自分の「毎日」につながっていく。そんな出会いを提案しています。
Googleマップ
■スポットへのアクセス
・豊岡駅:車で約20分
・但馬空港:車で約10分
日本海の恵みや豊かな自然、そして城崎温泉で有名な豊岡市。その一方で、円山川沿いには人々の穏やかな日常が息づき、地域ならではの暮らしが今も大切に受け継がれています。
そんな土地にある「伝所鳩」には、日本各地の風土や暮らしの中から生まれた日用品や衣類などが並びます。誰かの「まいにち」に寄り添うものを通して、その背景にある暮らしの知恵や文化、作り手の想いを届けたい。そんな願いが、お店の品ぞろえに込められています。
「伝所鳩」は、品ぞろえや空間のあり方を見直しながら、訪れる人が心地よく過ごせる場所を追求されています。単にモノを販売するのではなく、人とモノ、人と地域をつなぐ場でありたい。そんなお二人の想いが、店内の空間や佇まいからも伝わってきます。
豊岡の自然や食、そして日々の暮らしの魅力に触れながら、各地の「まいにち」とも出会える場所。それぞれの地域が大切にしている日常に触れることで、自分自身の暮らしを見つめ直すきっかけにもなるかもしれません。城崎温泉や神鍋高原を訪れた際は、ぜひ足を延ばして「伝所鳩」を訪ねてみてください。きっと、この土地の新たな魅力に出会えるはずです。

都会ではほしいモノが簡単に手に入る一方で、地域では工夫しながら暮らしていく必要があります。そんな不便さも含めて地域の魅力だと語る冨樫さん。そして、冨樫さんが撮影する豊岡の風景や、訪れるお客様の視点を通して、この町の魅力にあらためて気づいたと語る長谷川さん。お二人のお話からは、商品だけでなく地域そのものを大切にしている想いが伝わってきました。お二人のそんな想いは、丁寧に改装された古民家の佇まいにも表れているようでした。
子どもの頃から何度も訪れていた豊岡ですが、「伝所鳩」とお二人のお話を通して、私自身も新たな魅力に触れることができました。城崎温泉だけでなく、少し足をのばして、各地の暮らしの知恵や日々の営みに出会える「伝所鳩」に、ぜひ立ち寄ってみてください。