積水ハウスだからかなう、互いに心地よく快適に暮らせる二世帯住宅
親世帯と子世帯がひとつの家で暮らす二世帯住宅。親子関係といえども生活スタイルや価値観が完全に一致することはなく、当然、生活音やプライバシーなど、近い関係性だからこその配慮が必要です。
二世帯住宅・多世帯住宅を数多く手がけてきた積水ハウスでは、設計の自由度はもちろん、床・壁・屋根・柱といった家の構成要素一つ一つに工夫を重ね、「ともに暮らす安心」と「それぞれの快適」を両立させる住まいを追求し続けています。
なぜ積水ハウスの二世帯住宅は、家族のほどよい距離感を保つことができるのでしょうか。この記事では、プランニングで後悔しないためのポイントと、それを支える積水ハウス独自の住まいの性能や設計体制について、わかりやすく紐解いていきます。
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二世帯住宅だからこそ、最初に考えるべき「家族の距離感」
二世帯住宅を望む理由や背景は一邸一邸、異なります。親世帯と子世帯がほとんどひとつの家族のように一緒に過ごしたい家庭もあれば、週末などときどき一緒に過ごしたい家庭や、各々のペースで思い思いに暮らしたい家庭もあるでしょう。二世帯住宅を建てる場合、互いの家族がどのように過ごしたいかをすりあわせることがスタートです。
この「家族との距離感」を設計に落とし込むことが、プランニングの重要なポイントです。互いの生活リズムや将来のライフステージの変化に配慮し、ストレスのない暮らしを継続できる設計が求められます。
親子で理想の暮らし方を共有する
二世帯住宅の計画においては、子世帯・親世帯どちらからの提案であれ、親子間といえどもどちらか一方だけの意見で計画を進めることは避けたいところです。具体的な要望はもちろん、理想の暮らし方や気持ちの部分も含めてしっかりすりあわせることが大切になります。
スタート時に考えるべきことは、二世帯の「理想の距離感」です。
- 「つながり」を重視する
- 二世帯がなるべく一緒に過ごしたい場合は、つながりを重視。たとえば、玄関や水まわりは共有したり、リビングをゆるやかにつなげたり、庭を一緒に使ってともに過ごせるプランが考えられます。
- 「独立(プライバシー)」を重視する
- 一戸建てをふたつ作る感覚で設計。玄関、キッチン、水まわりはすべて独立させ、音やプライバシーにも配慮し、いざという時だけつながれる安心感を重視したプランが採用されます。
また、異なる世代がともに暮らす二世帯・多世帯住宅の場合、家族ごとの生活リズム、働き方、趣味、社交性はさまざま。さらに、共働き世帯なのか、在宅ワークなのか、子育てや介護中なのか、リタイア後なのかなど、暮らしの中心や配分は多種多様です。
もちろん、ご家庭ごとに「共有」「プライバシー」の要望にもグラデーションがありますし、ライフステージもスタイルも時が移ろうとともに変化するもの。ある程度、未来を見越した家族の暮らしも頭の片隅に置く必要がでてきます。
こうした複雑なご家族ごとの要望に応え、理想の暮らしを実現するのが積水ハウスの技術と実績です。ここからは、独自の技術や工法がどのように「家族の心地よい距離感」を守る解決策となるのか、具体的な3つのポイントに沿って見ていきましょう。
距離感を守る技術①:音のストレスを防ぐ「高遮音性」
親子といえども、小さな子どもを育てている子世帯と、リタイア後の親世帯では生活リズムは異なります。また、職業によっては日中だけでなく、夜間勤務もあるなど勤務時間帯はさまざまです。さらに、音は人によって感じ方の幅が広く、何気ない生活習慣が別世帯に影響を与えてしまうことも。念には念を入れて計画する必要があります。
積水ハウスでは、多岐にわたる生活音の悩みを解消するため、構造から設備まで音のストレスを軽減する独自の遮音技術を多角的に採用しています。具体的にどのような技術が、二世帯の静かな暮らしを守るのか。上下階の足音、隣り合う部屋の話し声、そして夜間の排水音という、3つの視点から見ていきましょう。
1. 上下階の物音を抑える「床の遮音性」
上下階で生活時間が異なる二世帯住宅では、特に足音や物音などの床衝撃音の対策が欠かせません。積水ハウスの鉄骨住宅では、上階の床下地に遮音性に優れたALC(建材)を標準採用。直下の天井裏には吸音材を敷き込み、上階の足音や衝撃音が伝わりにくい床仕様にしています。
※ 木造住宅(シャーウッド)でALC床下地を採用する場合は、オプション設定となります。
また、遮音性能をさらに高めたい二世帯住宅の場合は、上階からの衝撃音を鉄骨造ALC厚100mm相当の約1/2に抑える「SHAIDD55」と約1/3に抑える「SHAIDD50」も用意しています。
2. プライバシーを確保する「壁・間仕切り壁の遮音性」
親世帯と子世帯を隔てる壁の遮音性能も、プライバシー確保に欠かせません。特に、同じ階に二世帯の居室が配置される間取りの場合、壁の遮音対策も重要なポイントとなります。積水ハウスでは、高遮音性のある間仕切り壁を採用しています。高い遮音性能を発揮する遮音配慮間仕切りや簡易防音間仕切りをはじめ、遮音配慮建具も用意。音への感度によって自由に選ぶことができます。
3.夜間の水まわりも気兼ねなく使用できる「排水音の遮音性」
住んでから意外と気づくのが静かな夜間に響きやすいトイレやキッチンからの排水音。二世帯の場合はトイレ、お風呂、洗面所、キッチンなど水を使う場所は多く、その配慮が求められます。積水ハウスでは遮音シートを巻いた排水管を使用。間取りの配慮にプラスした遮音対策をすることで、両世帯がストレスをためず、快適に暮らすことが可能です。
距離感を守る技術②:「理想の間取り」と「快適な温度」を両立する構造
二世帯が心地よい距離感を保つためには、全員が集まれる広々とした「共有スペース」と、それぞれのプライバシーを守る「個室」のバランスが重要です。また、家が大きくなりがちな二世帯住宅では、どの部屋にいても冬暖かく夏涼しい「温度のバリアフリー」が欠かせません。積水ハウスでは、独自の開放的な構法と高い断熱性能を組み合わせることで、この両立を実現しています。
開放感と将来の柔軟性を生む「ダイナミックフレームシステム」と「シャーウッド構法」
日本には、もっともポピュラーな木造軸組工法をはじめ、2×4・2×6工法、プレハブ工法、鉄骨造、鉄筋コンクリート造など住宅だけでもさまざまな工法・構造が存在しますが、設計の自由度には大きな差があります。
「邸別自由設計」を掲げる積水ハウスでは、65年に渡り設計自由度の高い構法を追求してきました。二世帯の要望にも応える、2つのオリジナル構法について見ていきましょう。
ダイナミックフレームシステム
鉄骨1・2階建てで採用されている「ダイナミックフレーム・システム」。これは、プランの自由度を確保しながら、高い安全性を実現した積水ハウスオリジナル構法です。
当社標準梁の約5倍の強度を持つ大断面梁「ダイナミックビームR」や約10倍の強度を持ち、一部を化粧囲いすることでインテリアのアクセントにもなるなど高い意匠性を持つ「ダイナミックビームK」を用い、最大スパン7m、柱や間仕切りのない開放的で広大な空間を実現。30帖以上の大空間も可能です。
ダイナミックな空間が可能なだけでなく、柱や梁の制約を受けにくいため間取りの自由度もアップ。複雑な二世帯住宅でも柔軟なプランニングが可能になります。
シャーウッド構法
木造住宅であっても同じようにダイナミック空間が可能なのも積水ハウスならでは。木造では「シャーウッド構法」を採用。これは、日本の伝統的な木造建築に使われている木造軸組構造をベースに、強い耐力壁で地震などの力などによる変形を抑える「モノコック構造」と開口部を大きくとれる「ラーメン構造」の長所を融合。必要に応じて開口部の大きさを変えることが可能になりました。
シャーウッド構法は木造軸組構法で唯一、「性能規定」の運用で「型式認定」を取得している構法であり、国によって「構造・温熱(省エネ)・防火など」も認められた特殊な技術。このハイブリッド技術により、家全体の強度を確保しながら、より自由度の高い家づくりを実現しています。
なお、3・4階建て住宅においては、さらに進化させた重量鉄骨の「フレキシブルβシステム」を採用。高さ60mの高層ビルと同じ構造計算を用いて設計し、各階で柱の位置を自由に変えられるため、フロアごとに全く異なる間取りを実現。敷地を最大限に活用した多層階二世帯住宅を叶えます。
これらの構造は、単に広い空間をつくるだけでなく、「将来の間取り変更への柔軟性」にも大きく貢献します。数十年後、家族構成が変わった際にも、構造の制約を受けにくいため、壁を動かしたり部屋を仕切り直したりといったリフォームにも柔軟に対応できます。
ヒートショックを防ぎ、家族の健康を守る「断熱性能」
「断熱性能」は、どのような住宅にも不可欠な性能ですが、床面積が大きく部屋数も増えがちな二世帯住宅では、その重要性がさらに高まります。
積水ハウスは、断熱等級6への対応と、開放的な大空間・大開口を両立し、一年中どこにいても快適な室内環境を叶えます。こうした柱や間仕切りのない大空間を、年中快適に維持するための積水ハウスのこだわりを見ていきましょう。
断熱性能を上げるために必要なのは、断熱材。ただ、断熱材はむやみに厚くするだけでは意味がありません。なぜなら、熱の逃げ場になるようなすき間や断熱材以外の構造体や下地から熱が逃げるヒートブリッジから熱がどんどん出入りしてしまうからです。
積水ハウスでは、天井・壁・床それぞれに適した断熱材を選び、家全体の断熱バランスを考慮して設計。また、天井や壁にはすき間やヒートブリッジ対策に高性能グラスウールを敷き詰めたり、床下には湿気に強い発泡樹脂系のポリスチレンフォームを敷き詰めるなど、躯体のまわりにも断熱材を使用しています。
さらに、熱の逃げ道になりやすいサッシと窓も高性能。窓ガラスは遮熱断熱複層ガラス。室内側の内部には特殊金属膜をコーティングし、夏は太陽熱や紫外線をカットして冷房効果を高め、冬は暖房の熱線(遠赤外線)を反射して暖気が外に逃げないようにしています。
加えて、空気よりも熱伝導率が低いアルゴンガスを間に注入することでより断熱性能をアップ。サッシには樹脂を複合させたアルミ樹脂複合サッシを採用。サッシから伝わる冷気を防ぎ、室内側の温度低下を防ぎます。
断熱性能が高いことは快適性につながることはもちろん、家のなかの温度差を減らし、急激な温度変化によるヒートショック対策としても有効です。
距離感を守る技術③:世代を超えて資産価値を守る「耐久性能」
祖父母、親、子どもと、三世代が暮らす二世帯住宅。世代を超えて住み継がれる可能性も高く、より長く住むために耐久性の高い構造・建材が求められます。
積水ハウスでは、目に見えない構造躯体から、日々雨風にさらされる外装材まで、徹底した高品質を追求しています。家を長持ちさせることは、将来の子世代・孫世代に良質な資産を残すことでもあります。積水ハウスが100年先を見据えて磨き上げた「構造の強さ」をはじめ、修繕の手間を抑える「外装・基礎・屋根」のこだわりについても見ていきましょう。
100年先を見据えた「構造の強さ」
あとから替えの効かない構造部材の選定は慎重に行う必要があります。積水ハウスは念には念を入れて、100年持つ構造部材を数多く使っています。たとえば、鉄骨住宅に使われる鋼材は3重に塗装し、独自の防錆加工を施した錆に強い素材。標準仕様で長期優良住宅に適合し、約100年の耐用年数が確認されています。
※ 3重の防錆処理は、軽量鉄骨の1階の軸柱、下弦材、横桟のみに採用されています。(溶接部、切断部を除く)
また、木造住宅に使う木材は、複数の木材を接着してつくった構造用集成材。その接着耐久性には一般的な集成材に求めるJAS規格を超えた厳しい自社基準を設定。積水ハウスの集成材は100年後も変わらない耐久性が確認されています。
将来のメンテナンス負担を抑える「外装材のこだわり」
雨、風、太陽光にさらされる壁の耐久性も重要。南北に細長い日本は地域によって気候の差が大きく、積水ハウスでは日本各地のあらゆる環境に耐える部材を追求し、北海道から宮古島までの厳しい環境下における暴露試験を続けています。
住宅の耐久性や美観に大きく関わる外壁材。積水ハウスでは、長期間にわたり建物の美しさと性能を維持するため、構造別に高耐久の外壁材を採用しています。たとえば、鉄骨住宅向けには、高強度・高耐久を確保した「ダインコンクリート」や「シェルテック・コンクリート」を、木造住宅向けには、焼き物を外壁に用いた陶版外壁「ベルバーン」を用意しています。これらはすべて耐久年数60年以上です。
また外壁塗装は、防汚塗装「タフクリアー30」と「高耐久目地」を採用しています。 一般的な住宅では、約15年ごとに外壁のメンテナンスが必要とされますが、これらを組み合わせることで、メンテナンスサイクルは約30年に。長期間にわたって美観を維持しながら、将来的なメンテナンスの手間とコストを大幅に抑えることが可能になりました。
住まいの耐久性能を高める「基礎・屋根」
表に見えないため気付きにくい部分ですが、基礎の耐久性も重要です。積水ハウスの基礎は、地盤にかかる負担が少ない布基礎に高強度な基礎設計と高精度な施工を組み合わせた「一体打ち連続布基礎」。湿気によるコンクリートの劣化を防止します。さらに、コンクリートの基礎に養生シートを貼り付ける「基礎高耐久化シート工法」を採用。ひび割れや劣化を防ぎ、耐久性能を高めています。
ゲリラ豪雨など極端な気象も増えた今、屋根性能の重要性も増しています。積水ハウスの屋根は、大型で強い台風を想定した耐風実験を実施して作った高耐久性の屋根材を使用。最適な素材と施工で雨水をシャットアウトし、高耐久ルーフィングは60年以上の耐久性能を備えています。
家族の理想を引き出す「設計士との対話」
これまでご紹介した「遮音・構造・断熱・耐久」という確かな技術があるからこそ、積水ハウスの設計士はその高い設計自由度を活かし、ご家族の理想を最大限に引き出す提案をすることができます。
二世帯住宅は、住む人数も要望も複雑に絡み合うため、それらを矛盾なく成立させるには設計士の高い力量が不可欠です。積水ハウスの「邸別自由設計」では、一邸一邸に経験豊富な設計士がつき、プロの視点からご家族も気づかなかった理想の暮らしを描き出します。
具体的な要望がまとまっていなくても、これまでの暮らし方や趣味、何気ない日常の様子からヒントを見つけ出し、最適なプランをご提案します。積水ハウスでは多様な二世帯・多世帯住宅を多数手がけてきたからこそ、経験も知識も蓄積されています。まずは、現在の暮らし方や理想のイメージをともに描くことからはじめましょう。
積水ハウスの二世帯住宅だからかなう、世代を超えて愛着の湧く住まい
一世帯の一戸建て住宅以上に多角的な視点が必要な二世帯住宅。これから計画をはじめる皆さまには、まずは「自分たちがどう暮らしたいか」「どんな距離感でいたいか」という理想をご家族で話し合ってみてください。
積水ハウスには、その理想を支え、現実のものにするための確かな基本性能と、数多くの二世帯住宅を手がけてきた知見があります。「音」のストレスを解消し、「温度」のバリアフリーで健康を守り、強固な「構造」で自由な空間をつくり、「耐久性」で次世代へ資産をつなぐ。 時代の先を見据えた積水ハウスの二世帯住宅なら、家族一人ひとりが自分らしく、そして家族全員が笑顔で暮らせる住まいがきっと見つかります。
- 筆者プロフィール
- 編集者/ライター 荒井直子
- 東京生まれ。大学卒業後、住宅情報雑誌の制作に携わった後、フリーランスのライター・編集者に。環境・街づくり・不動産・住宅・建築・インテリアなど、住まい・ライフスタイル関連を中心に執筆中。