古都の茶室
場所は古都、奈良。目指した姿は、“心が澄む”ということ。日本建築の美意識である簡素でシンプルなカタチを、現代的に表しています。茶室の中は塗り壁で覆い、そこに最低限の素材を加えることのみで構成しています。かわって、天井はダイナミックに変化をつけました。客人の上は天井を高く、逆に亭主の頭上は低く抑えています。明かりはこの天井の高さの違い等を利用し、間接光のみで包む計画です。言葉を必要としない、もてなす・もてなされる関係の世界感を、表現しています。

もてなしに配慮した茶室

客人が通るにじり口

空間を楽しむことのできる照明計画

茶室提案スケッチ

植栽の背景となるシンプルな外観

間取り提案スケッチ
DESIGNER

一級建築士
竹田 知道
Tomomichi Takeda
設計で一番大切なことは「考える」ことです。住む人の生活敷地環境などに対する悩みやご要望に対してどのように取り組み解決していくかを考えることから設計は始まります。そしてご家族様との会話を何度も重ねながら「カタチ」をつくりだしていきます。これが納得していただける家づくりの方法だと思います。


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