カウンター・シンク・排水口

美しく保つには、一日の終わりに水滴を残さないこと

ステンレスやホーローの輝き、人工大理石の艶をなくす水しみの原因は、汚れと水道水に含まれるカルシウムやケイ酸の蓄積です。これらを防ぐには、夕食の後片づけ時にお湯拭きもしくは台所用中性洗剤を使って拭き、洗剤成分や水分を残さないように乾いた布で乾拭きします。
一日のうちに乾燥した状態をつくることが、美しく清潔に保つ秘訣です。

カウンターのお手入れは、中性洗剤＋スポンジ、もしくはメラミン研磨スポンジで

ステンレスや人工大理石の表面は使用しているうちに細かな傷がつきますが、毎日全体の水拭きを行ない、週に1回程度洗剤を使ってお手入れすると輝きを保つことができます。

スポンジあるいは布に中性洗剤をつけ、ステンレス研磨目にそって磨きます。研磨目に沿って磨かないと細かい傷がついたような状態になります。

ひどい黒ずみや汚れが落ちにくい場合は、クリームクレンザーやナイロン不織布など（住友スリーエムスコッチブライトなど）を使用しましょう。

洗剤分を水で綺麗に洗い流してから、水気をしっかり拭き取ってください。

“もらいさび”は、クリームクレンザー、もしくは還元系漂白剤で

うっかり置き忘れたスチール製の缶などから赤さびが発生すると、ステンレス表面の保護膜を破壊しかねません。発見したらすぐにクリームクレンザーでこすり洗いします。あまりこすりすぎると、まわりの光沢が変わる恐れがあるので、慎重に行なってください。
それでも除去できない場合は、使用上の注意をよく読んで還元系漂白剤を使用しましょう。

シーリング部の黒ずみは、中性洗剤＋歯ブラシ、もしくは塩素系漂白洗剤で

カウンターのシーリング部の黒ずみの正体は黒カビ。早めの処置であれば、中性洗剤で除去できます。

1. 綿棒に中性洗剤を含ませ、黒ずんだ部分に塗りつけます。
2. しばらく置いた後、歯ブラシでやさしくこすり洗いしてください。
3. それでも除去できない場合は、希釈した塩素系漂白剤を使って同じようにしてください。塩素系漂白洗剤が残らないよう充分に水洗いをした後、ていねいに乾拭きします。

塩素系漂白洗剤は使用上の注意を確認のうえ、ステンレス部や人工大理石などシーリング部以外につかないように注意しましょう。

シンク排水口のごみかごは、毎日水洗い

ごみかごのお手入れを怠ると、ヌメリやカビが発生しやすくなったり、排水管内部が汚れやすくなります。一日の終わりにごみを除去し、スポンジや歯ブラシで水洗いしましょう。

ごみかご用の塩素系ヌメり取り剤は、ステンレスを傷めますので使用しないでください。必ず非塩素系のものをご使用ください。

月に1回は、排水口まわりを歯ブラシで洗浄

排水口のごみかごだけでなく、トラップを取り外して綺麗に洗浄しましょう。排水管の見える部分も、歯ブラシなどを使ってていねいに。お手入れを怠ると、悪臭や排水の詰まりなどの原因になります。キッチンの排水口は油分など排水管の詰まりの原因になるものが流れ込みますので、排水管用洗剤で定期的に洗浄しましょう。

排水口にトラップのないタイプは、ごみかご類だけを取り外して、排水口まわりをスポンジなどで掃除するようにしてください。