お手入れ方法
バルコニー
気軽に自然とふれあい、暮らしの楽しさを広げてくれるのがバルコニー。
一方で、屋外スペースのため砂ぼこりや落ち葉などがたまりやすく、風や雨で気がつかないうちに汚れがち。
メンテナンスのポイントをつかんで、いつまでも気持ちのいいスペースとして活用しましょう。
ほこりがたまらないように掃き掃除を
バルコニーの床には砂ぼこりや落ち葉などがたまりやすいので、こまめにほうきなどで掃いてください。ほこりが室内に入らないよう、窓ガラスは閉めて掃除しましょう。
軽度のほこりであれば、掃除機の外部専用ノズルを用意して、掃除機で吸引してもお手軽です。排水溝内部にもごみがたまるので、定期的に排水溝のふたを開けてきれいにしましょう。
汚れがひどい時は、中性洗剤とデッキブラシでこすり洗い
落ちにくい汚れが付いてしまったら、中性洗剤とデッキブラシでこすり洗いしましょう。汚れを落とした後は、洗剤成分が残らないようにしっかりと水で流してください。
樹脂製床仕上げ材や防水層は、アルカリ性の薬剤や溶剤・石油類に弱いので、必ず中性洗剤をご使用ください。
バルコニーの立ち上がり部分と外壁の間にある内水切り（アルミ製）が、バルコニーと建物の継ぎ目になります。水漏れの原因になりやすい箇所ですので、水切り金物やその周辺には強く水をかけないようにご注意ください。
お手入れのポイント
ドレイン（水抜き穴）にごみなどがたまっていないか
バルコニー先端の排水溝のふたを持ち上げると、ドレイン（水抜き穴）があります。ここにごみなどがたまると水が流れずにあふれる場合があるので、定期的にお掃除してください。
ドレインは、三角の表示シールの下にあり、排水溝のふたを持ち上げると確認できます。
特に、梅雨や台風シーズンの前には必ず点検しておきましょう。
点検清掃の後、排水キャップを元に戻すときは、上下を間違わないようにご注意ください。
オーバーフロー管がふさがれていないか
ルーフバルコニーの床に近い立ち上がり部分に、水があふれた時の非常用排水溝の役割を果たすオーバーフロー管が付いています。物が置かれていたり、ごみや鳥の巣などでふさがれていないかチェックしましょう。
オーバーフロー管がふさがれたままでは、大雨などのときに室内に水が流れ込むことがありますのでご注意ください。
防水部分に穴や切れ目がないか
鋼板ユニット防水やシート防水の傷みやすい箇所は、角張った部分です。床面と壁面の隅や排水溝まわりのコーナー部分に穴や切れ目がないか、定期的にチェックしましょう。
10年時点検は必ず受けるようにしてください。
点検清掃時、床からの立ち上がり部分を傷つけないようにご注意ください。
住まいのしおり メンテナンス編
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