お手入れ方法

バスルーム 浴槽・床・排水口

1日の疲れを癒す浴室はいつも清潔さを保ち、気持ちよく過ごせる場所にしておきたいもの。
入浴の後に汚れを洗い流しておくなど、ちょっとした習慣づけで、すいぶんお手入れが楽になります。

最後の人が水洗い・拭き取りを

汚れをためないのが清潔さを保つためのポイントです。自分が入浴した後は、自分の汚れをシャワーで洗い流す習慣をつけるとともに、1日の最後に入浴した人は以下のお掃除をすることをおすすめします。

  1. スポンジで水位部分をこすり洗いします。こうすると跡がつきません。お湯を抜いてからでも温かさが残っていれば大丈夫です。

  2. 入浴後はできるだけ浴槽のお湯を抜きます(残り湯を利用される場合は、浴槽のふたをきちんと閉めて湯気が上がらないようにしてください) 。

  3. 浴室全体をシャワーで洗い流します。カビの栄養になる湯あかを落すとともに、冷たい水を使用することで湯気を抑え湿気を少なくします。

  4. 浴室全体を乾いた布で乾拭きして水滴をさっと取り除いてください。全体が難しい場合は床と鏡、水栓金具だけでも拭き取りましょう。窓ガラス用ワイパーや床用スポンジで水気を切ってもかまいません。

  5. 湯気が上がっている間は換気扇のみで換気し、湯気がひいたら窓やドアを開放してください。できるだけ浴室内が完全に乾燥するまで換気しましょう(換気扇のみで換気する場合は、窓とドアを閉めておく方が良く排気します)。

防汚浴槽のお手入れはやわらかい布で

毎日のお掃除

お湯を抜いた後、浴槽全体に温かいシャワーをかけて、底面に集まった汚れを洗い流します。次に冷たいシャワーをかけて洗い流し目地の部分も一緒にやわらかい布で水滴を拭き取りましょう。

週に1度のお掃除

汚れのついている部分に温かいシャワーをかけながら、スポンジで軽くこすって汚れを洗います。次に冷たいシャワーをかけて、やわらかい布で水滴を拭き取りましょう。

表面のやわらかい浴室用スポンジ以外のものでお掃除しないでください。

浴室用クリームクレンザーを使わないでください。防汚効果を損なう場合があります。

※製品や機種により異なる場合があります。詳しくはユニットバスの取扱説明書をご確認ください。

白くザラザラした汚れは、“金属石けん”汚れ

浴槽内や縁、洗い場にうっすらと白い汚れがついて取れにくくなる場合があります。これは”金属石けん”と呼ばれる汚れで、石けん分や人体の脂肪分が水の中の金属成分と結合してでき上がった頑固な汚れです。汚れの除去には、クエン酸入り台所用洗剤を塗布し、10分ほどおいてから浴室用ブラシで洗います。1回で除去できないときは、根気よく数回繰り返してください。汚れが落ちたら水で洗浄分をしっかりと洗い流しましょう。それでも除去できない場合は、汚れた部分にティッシュペーパーを置き、浴室用中性洗剤を吹き付けて、1時間ほど湿布した後、浴室用ブラシでこすり洗いします。

カビの黒すみ汚れは、歯ブラシとカビ取り洗剤で

目地やゴム部分にはカビの原因である汚れや水分がたまりやすいので、カビが発生しやすく、進行すると黒ずみ汚れになります。
目地材には防カビ剤が配合されていますが、経年により効果が落ちてきますので、日頃から汚れの除去と浴室内の乾燥を心がけることが効果的です。塩素系カビ取り洗剤を使用してお掃除する時は、必ず換気をしてください。

カビの除去方法

  1. 塩素系カビ取り洗剤をつけ、歯ブラシで黒ずみをこすります。それでも除去できない場合は、5~10分おいてから再び汚れをこすってください(塩素系洗剤はゴム製品、メッキ品、タイルのモルタル目地を傷めますので充分ご注意ください)。

  2. 水で洗剤分を洗い流した後、乾いた布で水分を除去します。

浴槽内のフィルターは取り外して歯ブラシで

浴槽の循環フィルターは毛髪や湯あかによって目詰まりを起こします。湯沸かし機能に影響する場合がありますので、フィルターを左に回して外し、歯ブラシでていねいにお手入れをしてください。

洗い場の排水口は、月に一度は分解掃除

排水口にごみがたまると、排水能力が低下し、湯あかで床面が汚れやすくなるばかりでなく、悪臭の原因になります。入浴後、排水ロバスケットの毛髪などのごみ処理を心がけるとともに、月に一度は分解して各パーツをきれいに洗いましょう。

排水口トラップのお手入れ方法

  1. 排水口のふたを取り外してください。
  2. 排水トラップの目皿を少し回して外します。
  3. バスケットを外して、毛髪、ごみを取り除いてください。
  4. トラップのわんを持ち上げます。または、封水筒を回して抜きます。
  5. 排水トラップの中の毛髪やごみを取り除きます。取り外した部品に浴室用洗剤をつけ、歯ブラシで細部まで洗浄します。
  6. 床の排水口内部も汚れがたまりやすい部分ですので、歯ブラシなどの届く範囲は洗浄しましょう。
  7. お掃除の手順 1~4 の逆の順序で正しくセットしてください。
  8. 最後に封水を保つため、必ずバケツ1杯の水を流してください。

浴室用品は浸け置き洗いが効果的

浴槽の残り湯に、お風呂用洗剤を入れて洗剤水を作ります。その中に洗面器などの浴室用品を1時間程度浸けておき、汚れが浮くのを待ちます。風呂ふたは、お風呂用洗剤をかけ、汚れが浮いてからスポンジでこすり、歯ブラシもしくは隙間用掃除道具で、凹凸部の汚れを洗浄します。

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