〈 子どもの生きる力を育む仕掛け いろいろ 〉
「自分らしさ」を育む、夢いっぱいの子ども部屋。
インテリアを楽しむことで感性を育みます。
子ども自身がインテリアを選ぶことは、感性を育む上で非常に大切です。例えば、自分の描いた絵や工作したものを飾ることで、自分の居どころをつくり始めます。
写真の空間では、子どもの好きな色をそれぞれの勉強コーナーのアクセントとして使っています。好きな色を使うことで自分の部屋に対する愛着がわきます。また、色の心理効果として一般的に、暖色系は人を活動的にさせ、寒色系は鎮静作用があると言われています。受験期など集中力を高め勉強に打ち込むには、青がよいでしょう。
変化に富んだ空間は、子どもをわくわくさせます。
高さの変化がある空間は、子どもがわくわくし、視野が変化することで新たな発見や遊びを生み出します。段差の昇り降りは、身体力が養われるだけでなく、ワクワク感を高める動作です。
小屋裏を活かしたロフトをつくることで、隠れ家のような子どもの居どころになります。子どもはなぜか身を隠せる場所や暗がりが好きです。それは好奇心によるもので、好奇心は知性を育む土壌ともなります。
ロフト下や階段下の空間は、収納として便利です。子どもにとっては隠れ家として楽しい空間にもなります。ロフトは、腰壁や手すり・収納を設けるなど、転落防止の措置をとりましょう。

