〈 心地よい寝室のための工夫 いろいろ 〉
五感で導くすこやかな眠りと目覚め。
心地よい眠りのための寝室のレイアウト。
寝室は、外部の騒音や、上階・隣室の生活音の影響を受けにくい場所に配置するのがおすすめです。遮音性に配慮して、隣接する部屋との間に収納を設けるか、遮音配慮間仕切り壁にすると効果的です。 枕元に大きな窓を取ると、コールドドラフトの影響を受けるので注意しましょう。コールドドラフトとは、室内の暖かい空気が冷たい窓面に触れ冷やされることによって発生する冷たい下降気流のことで、不快な室内温度差を作る要因です。
蒸し暑い夜のための通風と空調の工夫。
風通しのよさを考えて窓や建具を計画すると、夏の寝つきがよくなります。 エアコンで室温を下げるだけでなく、扇風機などで気流を起こすと、体感温度が下がり、快適です。気流が直接体に当たらないように、扇風機やエアコンとベッドの位置にも配慮しましょう。
ベット周りの空調は、眠る時はやや温度を下げると体温が下がり寝付きやすく、起きる時には温度を上げると体が覚醒し目覚めやすいと言われています。
快眠のための音への工夫。
睡眠のリズムや質に大きく影響しているのが視覚(目)・聴覚(耳)・臭覚(鼻)・温熱感覚(皮膚)・触覚(皮膚)の「睡眠五感」です。
カーペットで仕上げると、フローリングと比べて音の反射の少ない静かな空間となります。足音が響きにくいので、相手の睡眠を妨げにくくなります。隣室との遮音性にも配慮しましょう。部屋と部屋の間に収納を設けるか、遮音配慮間仕切り壁や遮音配慮建具にするのもよいでしょう。
清々しく目覚める準備。
朝の光は体内時計をリセットし、すっきりと目覚めさせてくれます。ここでは、朝日が入る東側に寝室を設けました。
ラウンジコーナーで朝日を浴びて、体内時計の針を活動モードに合わせましょう。バーカウンターで、目覚めのコーヒーを淹れれば、ドリップの音やコーヒーの香りで五感が刺激されて目覚めやすくなります。