空に抜けるリゾートPORTFOLIO 14

CONCEPT

開放とくつろぎの住まい

求めたのはホテルのようなリゾート感。
円形の壁で柔らかに外部と隔てられた中、内外がひと続きになり
室内に居ながら外の心地よさを感じられる空間に。
「自宅でありながら、リゾートのように開放される家を」
というオーナーご夫妻のご希望に対して大きな空の高さや自然の変化を感じる
この上ないくつろぎの住まいを誕生させました。

PLAN

周囲の目を楽しませる美術館のような佇まい

ふたつのリビングは、外壁を円形にし、
外へ向けた庭に植えた木や芝生が周囲の遊歩道を歩く人の目を楽しませます。
庭と外壁のバランスから周囲の視線が空に抜けるよう計算されたデザインが、
全体にこの上ない解放感をもたらしました。

外観はシンプルなラインで構成。建物のシャープな直線を曲線の外壁で包み込み、やわらかな印象に。
存在感がありながら、‟美術館”のようなモダンな雰囲気を創出。

DESIGN

戸外と一体になる吹き抜け空間

2棟建ての建物の中心に庭を配置し、庭をつなぐ空間は全面窓の吹き抜けに。
室内外の素材や色を統一することで、
内を外の一部のように感じられるようプランニング。
中庭には芝生を敷き、円形の外壁に添って水盤を設けました。
四季の移ろいを感じさせる木々が水盤に映って季節ごとに美しい情景を描き出します。

北側にも高窓を設け、ソファでくつろぎながら日々変わる空の色や季節のうつろいを楽しめる。
センターコートと吹き抜けの床材は同じ石のタイルを採用。内から外への連続性を演出した。
吹き抜け上部のブリッジを渡ると主寝室へ。寝室内にもバスとトイレを配置し、リゾートホテル感覚を味わえる。
リビング・ダイニングは木の床で温かみのある空間に。地窓からは気持ちよく風が抜ける。
水盤を流れる水の音が外壁に反響するよう工夫。水面の揺らぎや、春には外壁を越えて水盤に映り込むしだれ桜が目を楽しませてくれる。

愛知県 Y邸

  • 敷地面積/740.60㎡
  • 延床面積/340.66㎡
  • 1F PLAN
  • 2F PLAN

PROFESSIONAL STAFF

デザイナー
加藤 誠
コンストラクター
早川 良雄
デザイナー
加藤 誠
コンストラクター
早川 良雄

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