近年、海外における違法伐採など森林利用についての関心が高まっています。年間40万m3の木質材料を使用する当社でも、木材調達は重要なテーマです。
当社では、1975年からコンクリートで打設するための型枠を、繰り返し利用できる鋼鉄製に変更することによって、熱帯林木材の利用をなくすなどの取り組みを進めてきました。ただ、従来当社が使用する木材のほとんどは、海外で伐採された輸入材で国産材の使用率は0.1%以下でした。2005年度に合板の芯材部分を国産材へと変更した結果、国産材の使用は年間1.8万m3、使用率にして4.4%と大幅に向上しました。
再生可能資源としての木質系材料の重要性にかんがみ、輸入材および国産材の調達をどう位置付けるかについて、概ね以下の方向をベースに2006年度に向けて木材に関するより具体的な調達指針の策定を開始します。
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