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取り組み一覧
居住時のCO2排出削減の取り組み
住宅のエネルギー消費生産時のCO2排出削減の取り組み
輸送時のCO2排出削減の取り組み居住時のCO2排出削減の取り組み 1
居住時のCO2排出削減の取り組み 2
太陽光発電の普及
 当社は、化石燃料に依存しないエネルギー利用の実現に向けて、太陽光発電システムの採用率向上を進めてきました。2005年度は「アクションプラン20」の施策により、販売価格の大幅ダウンや提案ツールの開発、太陽光発電システムを標準搭載した商品の発売など、太陽光発電システムの普及に注力しました。

 その結果、年間出荷容量2,690kWと2004年度を大幅に上回り、もっとも多くの出荷実績を達成することができました。これにより、削減できたCO
2排出量は949t-CO2にも上ります。今後はより高い普及率をめざして、さらなるコストダウンや設計適用範囲の拡大、既築物件に対する販売強化などに取り組んでいきます。
太陽光システム設置容量
高効率給湯器の普及
 居住時のCO2排出量の約3割を占める給湯に伴うCO2排出量を削減するため、当社では高効率給湯器の普及を進めています。「アクションプラン20」における重要施策のひとつとして、高効率給湯器エコジョーズを標準採用しました。高効率給湯器には、従来のガス給湯器では利用されていなかった排熱を活用することでエネルギー利用効率を高めた「エコジョーズ」と、エアコンで採用されている技術を応用してエネルギー効率を高めた電気を利用する「エコキュート」の2種類があります。

  2005年度の「エコジョーズ」の採用率は8%(1,630台)、「エコキュート」の採用率は18%(3,726台)、高効率給湯器全体では26%と2004年度の12%を大きく上回り、年間で3,840t-CO
2の排出量削減に寄与しました。これは「アクションプラン20」が年度途中からの活動だったこと、寒冷地などガス給湯器の設置率が低い地域があるためです。目標数値である30%には届きませんでしたが、これからも採用率を高めていきます。

「エコジョーズ」(潜熱回収型ガス給湯器)のしくみ


「エコキュート」(自然冷媒ヒートポンプ給湯器)のしくみ
ガスコージェネレーションシステムの採用
 ガスコージェネレーションシステムは、ガスを用いて発電し、そのときの排熱を給湯や暖房に利用することで、家庭におけるエネルギー消費量を削減するシステムです。電気と熱を合わせたエネルギー効率は85%と高く、その結果、CO2排出量の削減にも寄与します。

 2005年度はアクションプラン20を開始したこともあり、採用率が2004年度の3%から7%へと増加しました。出荷台数は1,321台で、2004年度と比較すると385台の増加となります。CO
2排出量は年間で約420t-,CO2を削減したことになります。今後も引き続き採用率の向上をめざします。

ガスコージェネレーションシステム  
ガスコージェネレーションシステム図
ガスコージェネレーションシステムの実物写真
ガスコージェネレーションシステム
燃料電池の導入
 燃料電池は水素と酸素の化学反応で発電し、その際に発生する熱も利用するシステムです。水素という新しいエネルギーの活用、エネルギー効率の高さ、発電時の排ガスもクリーンで、運転音も静かなことから研究が急速に進み、自動車用や大規模施設向けの燃料電池につづいて、家庭用についても実用化の段階に入りました。

 当社では、一般戸建住宅において世界で初めて定置型燃料電池システム
を導入しました。2005年度の採用台数は16台(東京都武蔵野市、八王子市)、導入された燃料電池の運転データはシステムを検証するための貴重なデータとして活用されます。

 普及に向けた一歩を踏み出した燃料電池ですが、現時点では、コスト面、耐久性、燃料電池の発電・発熱量と家庭での消費量とのバランスなど、いくつかの課題があります。当社では長期的な視点で水素社会への移行を考え、今後も燃料電池を導入した住まいの提案に取り組んでいきます。

※商用製品としての一般戸建住宅における定置型燃料電池(都市ガス仕様)の導入
ガスコージェネレーションシステム図
ガスコージェネレーションシステムの実物写真
地下水利用冷暖房システムの研究開発
 当社では、快適性を維持しながら居住時のエネルギー消費量を削減し、それに伴うCO2排出量を削減できる家庭用冷暖房・給湯システムの普及、研究を進めています。

 技術研究所では、年間を通じてほぼ一定の温度を保つ地熱に着目。この熱を地下水を介して回収し、冷暖房・給湯に利用するシステムについて研究開発を行っています。

 現在、一般に市販されているエアコンや外気を熱源とするヒートポンプでは、冷媒の圧縮に要するエネルギーが必要ですが、地下水を熱源として利用することで、エアコンならば2〜3割の省エネルギーが可能です。一般のエアコンの使用が難しい寒冷地でも安定して運転できることや、不快な冷房廃熱を外気に放出しないため、都市部におけるヒートアイランド現象の原因になりにくいなどの特徴があります。

 現在までにシステムの試作、効果の確認及び、地下水の取得可能地域がわかる「全国エリアマップ」や現地での簡易調査などを利用した「適用可能判断基準」、「システム導入フロー」を作成し、実用化に向けて更に検討を進めています。実証機は、総合住宅研究所やサステナブルデザインハウス(東京都国立市)などに設置し、検証中です。
地下水利用ヒートポンプシステムの模式図(暖房時)
地下水利用冷暖房システム(室外機)   従来型エアコンとの比較
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