地域とともに育む積水ハウスの
森づくり in 掛川
240本の苗木を植樹!
当社の静岡工場は、「積水ハウスの森」(認定NPO法人時ノ寿の森クラブ様が管理する森の一部)で定期的に森林保全活動を行っています。4月29日(昭和の日)に実施した保全活動に、初めて全社規模で参加者を募りましたが、50名を超える社員とその家族が参加し、計240本の苗木を、想いを込めて植えました。
自分の住んでいた村はなくなってしまったけれど、
この森は守らなければ、そんな想いで活動を始めた
認定NPO法人「時ノ寿の森クラブ」松浦 成夫さん
松浦さんは、「日本の森の多くが個人所有の民有林であり、かつては伐り、使い、植えるという循環により世代を超えて受け継がれてきた。しかし、時代の変化により林業は衰退し、手入れされていない森が増え、光の入らない荒廃した状態が続いてきた。30年前、阪神大震災をきっかけに”本当に家族を守るものは何か”を問い直し、災害時にも生き抜ける場所を造りたいという思いから、妻とともに森に入る事を決意した。活動は誰かのためではなく、自らの責任として始めた私的な一歩になった。」と語ります。
やがて松浦さんは、同じ思いを持つ人と共に森を再生したいと団体を立ち上げ、村に残る地名を冠して「時ノ寿の森」と名付けられました。そこには、人が生まれ、時を生き、最後は地球に還るという思想が込められています。「人は森と共に生きることで、強さだけではなく、他者や自然への優しさを育むことができる。」と松浦さんは語ります。「共感を行動にすることは容易ではないが、行動の形は一つではない。多様な形で関わり続けることこそが、次の世代へ未来を手渡す力になると信じ、活動を続けている。」と、熱いお言葉をいただきました。
時ノ寿の森クラブと協定を結んでいる
中日本プロダクトセンター。
団体様との出会いにより、積水ハウスの事業や理念が
社員と地域に波及していると語る、
センター長 上野 美幸さん
静岡工場では30年以上前から環境ボランティアに力を入れており2010年から始まった掛川市主催の植樹活動に毎年参加していたのですが、その植樹指導を時ノ寿の森クラブ様が担当されていました。年に数回、植樹ボランティアに参加する度に時ノ寿の森クラブ様のスタッフの方々と親しくなり、いつからか自然発生的に時ノ寿の森クラブ様と静岡工場との独自ボランティアイベントが企画されるようになりました。これまでの累計参加者数は500人以上にもなります。
当社では従来から「5本の樹」計画があり、在来種の植樹活動について社員としてのやりがいを感じる社員が多かったため、こちらから時ノ寿の森クラブ様に独自企画を提案し、それに乗っていただく形で毎年、植樹・育樹のボランティアを継続して来ました。
10年以上にわたるボランティアの実績と今後も継続できる活動であると確信していたため、2022年に従業員と会社の共同寄付制度の積水ハウス マッチングプログラムへ推薦し、晴れて助成対象に選定いただき今に至ります。
支援する大きな理由は、同じ市内にあるという立地もありますが、時ノ寿の森クラブ様との理念と私たち社員の考えが共感するものであることが、継続出来ている大きな要因だと感じています。
持続可能な社会の実現のための重点テーマとして「生物多様性保全」がValue Reportにも掲げられています。社員が直接または家族ぐるみで、かつ継続的にこのような森林保全活動を体験することで、「生物多様性保全」の意識がさらに高まることを期待しています。
ボランティアの運営は基本的に総務で行っているのですが、最近では総務以外の社員が積極的に活動を推進してくれています。工場の社員が定年退職し、NPO法人の職員になった事例もあります。
「子どもに自然の中で遊ぶ楽しさを実感して欲しい」
「植樹活動を通して、子どもに環境問題について知ってもらいたい」と
参加された皆さん。
たまたま社内イントラで密消えて、戸建事業所の夫とも休みが合ったので参加しました。」
宇都宮支店 Fさん・埼玉南支店 Yさんご家族
生産管理部 Tさんと浜松支店 Kさん
そして、植樹から2か月。参加者一人ひとりの手で植えられた苗木は、雨や風、太陽の光を受けながら、力強く成長を始めています。小さな一苗一苗の変化はわずかですが、その積み重ねがやがて森となり、地域の環境を支える存在へとつながっていきます。
今回の活動で生まれたこの小さな変化が、未来の自然環境を守る大きな一歩となることを願っています。