淡路島の魅力を学びながら
「キッズ社長」に挑戦!
地元食材を活かした“ご当地弁当づくり”
ワークショップを開催
積水ハウス マッチングプログラムの助成を受けた一般社団法人日本金融教育支援機構は、積水ハウスホテルマネジメント株式会社との共創企画として、小学生向け金融教育ワークショップ「キッズ社長への挑戦状!ご当地お弁当をヒットさせるのはキミだ!?」を兵庫県淡路市で開催しました。
会場となった淡路市立サンシャインホールには、地元の小学生が集まり、「キッズ社長」として商品開発や価格設定に挑戦。淡路島の豊かな食材や地域の魅力を学びながら、自分だけのオリジナル弁当づくりに取り組みました。
道の駅で発見!「ポポーを使ってみたい!」地元食材との出会い
子どもたちはオリジナル弁当を考える前に、淡路島の食材を学ぶフィールドワークに出ました。集合場所となった道の駅「東浦ターミナルパーク」では、子どもたちは店頭に並ぶ地元食材を見学。値段や特徴を調べながら、どんな食材をお弁当に使うか考えます。
「淡路島といえば玉ねぎだけど、レタスやいちじくも使いたい!」 「道の駅で見たポポーを入れてみたい!」そんな声も聞かれ、子どもたちは地域の魅力を再発見しながら楽しく学びました。
道の駅とホテルが地域をつなぐ
フェアフィールド・バイ・マリオット・兵庫淡路島東浦を見学
続いて、積水ハウスホテルマネジメント株式会社の豊崎竜也さんによるホテル見学を実施しました。「地元にあるのに泊まったことがない」と、淡路島在住の多くの小学生が声を上げ、客室や共有スペースから見える景色を楽しんでいました。
ホテル見学後には、豊崎さんから地域活性化に向けた取り組みについて紹介がありました。 全国各地の道の駅に隣接するフェアフィールド・バイ・マリオット 道の駅プロジェクトでは、地域の食や文化を体験してもらうことで観光振興につなげていることや地域事業者や団体と連携し、農業体験やイベント開催など、さまざまな地域活性化活動にも取り組んでいることに、子どもたちも真剣に聞き入ります。
お金の役割をクイズで楽しく学習
ワークショップ前半では、お金に関する○×クイズを実施しました。お金の歴史やお札の仕組み、新しい紙幣に描かれている人物について学びながら、子どもたちは楽しそうに参加していました。大学生・高校生の講師陣からは、「お金は『ありがとう』の気持ちを伝えるための大切な道具です」というメッセージが伝えられました。
また、株式会社パソナグループの講師からは、淡路島が「食の宝島」と呼ばれる理由について説明がありました。淡路島は食料自給率が120%を超え、玉ねぎ、レタス、いちじく、みかん、鯛、タコ、エビ、イカ、淡路牛、淡路鶏、牛乳など、多彩な食材に恵まれています。
参加した子どもたちは、普段何気なく食べている地元食材の価値や、それを支える生産者への感謝について学びました。
ヒット商品に必要なのは「付加価値」
商品開発の学習では、「なぜ売れる商品になるのか」をテーマに考えました。
講師からは、「ヒットする商品には付加価値があります」と説明があり、「ここでしか買えない」、「見た目がかわいい」、「キャラクターをモチーフにしている」、「地域ならではの特徴がある」といった工夫がお客様に選ばれる理由になることを学びました。
その後、子どもたちは社長になったつもりで、「誰に食べてもらいたいか」、「どんなお弁当にするか」、「どんな食材を使うか」、「どこで販売するか」を考えながら、自分だけの商品企画を作り上げました。
原価と利益を考えながら値段を決定
ワークショップでは、商品の価格設定にも挑戦しました。お米やおかず、容器の費用だけでなく、水道代や電気代、人件費なども含めて考えながら値段を決定します。さらに、「お客様から『ありがとう』と言ってもらえる価値が利益につながる」という考え方も学びました。子どもたちは、お弁当の内容と価格のバランスを真剣に考えながら、自分たちの商品設計に取り組んでいました。
個性あふれるオリジナル弁当を発表
発表会では、「サワラしらす丼」、「キャラクターをモチーフにしたお弁当」、「玉ねぎを使ったオムライス弁当」など、淡路島の特産品と子どもたちの自由な発想を組み合わせたアイデアなどが次々と発表されました。
販売場所としても、「ホテル」、「スーパー」、「コンビニ」、「自然学校」など、販売ターゲットに合わせた工夫が提案され、「誰に喜んでもらいたいか」を考えながら企画したことが伝わる内容となりました。
「ありがとう」を生み出す体験に
プログラムの最後には、「弁当王子」の豊崎さんから参加者一人ひとりへ感謝状が贈られました。イベントへの参加だけでなく、地元・淡路島に興味を持ち、その魅力を学び考えてくれたことへの感謝も込められていました。
最後に講師からも、「お金をもらうためには、相手から『ありがとう』と言ってもらえる価値を届けることが大切です」というメッセージが送られ、ワークショップは終了しました。
今回の取り組みは、地域の食や産業を学ぶだけでなく、商品開発やお金の仕組み、そして相手を思いやる気持ちについて考える貴重な機会となりました。子どもたちは立派な「キッズ社長」として一日を終え、淡路島の魅力とともに、未来につながる学びを持ち帰りました。