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Soulful Living
ハッピーエッグキャンドル
ハッピーエッグキャンドル
白い卵の中に炎で赤いハートが浮かび上がる、とても温かなシンボル。どんなインテリアにも合わせやすい。
お問い合わせは・・・
アトリエ レッヒェルン
http://www.lacheln-candle.jp/
ホットワイン(クラシック)レシピ
ホットワイン(クラシック)レシピ
クラシックホットワインはとても簡単。
シナモンスティック2本、ローリエ1枚、ナツメグ小さじ1/3、唐辛子1個、半分のオレンジのピール、キビ砂糖40g、濃い赤ワインのハーフ
ボトル(375cc)をお鍋に入れ、蓋をしないで火にかける。3分間沸騰させたらふたをして20分休ませて出来上がり。
パトリスからのアドバイス
1.アルコール成分を飛ばしたいときはボイルする間にフランベする。
2.冷蔵庫で3日間保存できるので温めてもおいしい。

フランス大使館文化担当官として来日以来、多くのメディアを通し、料理やインテリアを核にライフスタイルを発信。その独特の美意識から幅広い世代に根強いファンを持つ。現在は執筆や商品プロデュースなど、多岐にわたる活動を展開中。それらの活動と同時に、捕らわれた固定概念を覆し、自らの可能性と眠っている夢を引き出すためのワークショップ 「PJ道場」を行っている。新刊に幸せの怠け道を綴った『Be Lazy Be Happy!』(オレンジ ページ)がある。
http://patricejulien.com
冬は好きですか?冬はネガティブにとらえると、つまらない季節に見えるかも知れないね。
日は短く、朝仕事に行こうと起きても外は真っ暗。
外に出れば出たで景色は凍っているわ、土は固いわで、こんな季節の魅力って何だろうって思う。
僕は生まれてから18歳までをモロッコの海の近くの街で過ごした。
気候に恵まれた街ではクリスマスでも気温は15℃~16℃くらい。
それでも冬はとても寒いと思っていたんだ。

18歳で大学のためにフランスに渡ったとき、
そこで初めて本当の冬と出会った。
僕の選んだ大学はグルノーブルという所。
フランスのアルプスにある大きな街。
そこで本当の寒さと初めての雪を発見したんだ。
あの日のことは今でも思い出す。
急激に温度が下がり、軽い雪のひとひらが舞い降りてくる・・。

ところが不思議なことに寒いというより
むしろ温かさを感じていたんだ。
肌には冷気が当たるんだけれど、中はとても温かい…。

いつもより生き生きとして、その瞬間、僕の世界は広がった。
それまで寒さというのは避けることだったのに、
初めて幸せの可能性を感じた。
冬がキライな人が聞いたら「どんなふうに、そんな気分になれたの?」と訊きたくなるかも知れないね。
0℃の下にもなって、なぜ気持ちいいのか
僕にも最初はわからなかったんだよ。
でもその日、僕は街全体の幸せを感じとったんだ。
一夜にして街は新しい顏をあらわにした。
何世代にも渡って街の人々は、まるで日本人が桜の開花を望むような想いで冬の到来を待っていたんだね。
あったかい…ハートフル!
木造のカフェに入ると、そこでは小さなグループが
いくつもできていて、みんなで話したり笑ったり。
僕も冷えきった両手でホットワインを包み込んで初めての冬の楽しみ方を体感していた。
『冬の寒さは温度計で測るものじゃなくて、ハートで計るもの!』

そういえば、モロッコを離れる前、
仲間たちは口ぐちにこう言ったんだ。
「アルプスだって?本当に?そんな寒いところ絶対死ぬ~!」
でも、実際はそんなことなかった。
本当の冬はあらゆる楽しみの可能性に満ちている。
冬がなければ厚手のウールのセーターの楽しみはどこにある?
田舎仕込みの温かいスープの魅力は?
この初めての経験から学んだことは、アールドヴィーヴル(生活のアート)は季節の厳しさを忘れることではなく、逆に楽しむことなんだ、ってこと!

12月のセレブレーションは元々とても寒い国で生まれたものだけれど、今や世界中に広がっている。
その習慣には暗く寒い時期を楽しくするたのヒントが
たくさんあるから紹介しよう。
まずは、セレブレーションとパーティのためのヒントから。
12月には職場の仲間や友人・家族で楽しく集まる習わしがあるんだ。
そこで真の温かな場所をそれぞれのハートの中に見つける。
人と人との間の愛情が何よりっていうことだね。



次のヒントはイルミネーションだよ。
暗い時期は、火と光が最も美しく見えるとき。
クリスマスデコレーションを見ると必ず金色を使っているでしょう。
金色は炎の色の一部。赤もそう。
伝統的なクリスマスケーキ、ブッシュドノエルは大きな薪(たきぎ)のイメージって知ってた?
冬のあいだずっと燃え続ける炎のシンボルなんだ。
人間のDNAには炎はとても大切なものとして刷り込まれている。
夏には太陽を必要とし、冬は炎が必要になる。
だから、ろうそく、ランタン、アロマセラピーバーナー、
暖炉、ストーブなど火の見えるものが家の中に必要になる。
火の代わりとしてインテリアに赤と金のクッションや雑貨を
取り入れてもいいね。
別にクリスマスを意識しなくても、住まいのアクセントとして。

食卓ではスパイスも同じ意味合いでよく冬と結びつけられている。
ホットワインを作るのにクローブ、シナモン、ナツメグを使う。
これらすべて、火のシンボルなんだ。
家中に、身体の隅々まで温かな空気感をもたらしてくれる、
そんな存在。

さあ、もっと冬を楽しもう。
クリスマスの時期に限らず、春が来るまでいろんな楽しみを
わかち合おう。