安全性や強度などを慎重に考えて設計しても、つくる段階で正しく反映されなければ意味がありません。「お客さま一人ひとりに合わせ、邸別に設計、生産、施工する住宅」を高いレベルで実現するには、現場での施工品質管理が極めて重要なプロセスとなります。
直接責任施工体制
家づくりに責任を持って精度の高い施工を提供。
設計に描かれた理想の住まい実現するため、施工品質を管理する体制をつくる。

積水ハウスでは細部まで目の行き届いた施工でお客さまの信頼にお応えできるよう、100%出資の積水ハウス建設と協力工事店からなる「積水ハウス会」による「責任施工」体制を構築しています。さらに、自社による研修で技能レベル向上を進め、品質管理を徹底しています。

自社一貫体制は、家づくりの科学的アプローチから始まっている。
積水ハウスのこだわりは、直接責任施工体制だけでなく、家づくりのすべてのプロセスを自社一貫体制で行なうことにあります。その第一歩となる研究・開発では、業界最大規模の住まいに関する研究施設「総合住宅研究所」を設け、力を注いでいます。

特に構造などのハード面の技術を受け持つ部門では、さまざまな先端の施設において、実際の部材や構造物を使った多種多様な実験や検証を繰り返し行ない、その技術データを確実に製品にフィードバック。より安全で、より快適な信頼性の高い住まいを提供しています。
オーダーメイド生産が基本だからこそ、自社で徹底した品質管理。
研究・開発でのデータは技術や構法、部材等の製品に反映され、生産へと移行していきます。積水ハウスでは、一邸ごとにオーダーメイドで生産する「邸別生産」が基本です。オーダーはすべてお客さまの名前(邸名)で発注され、躯体の鉄骨や外壁の生産がスタートします。

この多品種少量生産を可能にするために、積水ハウスは最新鋭の生産ラインの整備と、コンピュータ制御のロボットをはじめとするハイテク設備を導入。厳しい基準による資材・原材料の選定・調達を行なうとともに、厳格な自社規格による品質管理を徹底し、工業化住宅のメリットを追求。高品質や別邸生産と、合理化という相反するテーマを両立しています。