施工品質の維持・向上に寄与する現場のリーダーを生み出す資格制度。
1983年に創設された「セキスイハウス主任技能者制度」は、「セキスイハウス協力会」が運営する自主検定制度です。1985年4月には、建設・住宅業界で初めて国の検定に準ずるものとして大臣認定を受けています。検定は年1回行われ、合格者は現場責任者(現場作業のリーダー)として、施工品質の維持・向上に寄与しています。
検定の目的は、施工に携わる技能者の技能を公正・的確に評価し、検定を通じて品質の維持・向上に寄与することです。受検資格は現場での検定職種の技能実務経験が3年以上あること、所定の講習を修了していること。検定職種は「基礎施工」「外装施工」「内装施工」の3工種です。
青いヘルメットは「セキスイハウス主任技能者」資格保有者の証。
優れた現場のリーダーを顕彰する「施工マイスター制度」。
主任技能者の次の段階として、「施工マイスター制度」を設けています。全国で活躍する優秀な「匠」を顕彰することで、技能の評価と次世代への継承を目的としています。
「施工マイスター」認定者に授与されるワッペン。
対象は、基礎・外装・内装の3工種の主任技能者で豊富な施工実績があり、技術・技能が優れているだけでなく、後進の指導育成に秀でているなど、厳しい認定基準をクリアする必要があります。施工品質への貢献、高度な技能の伝承など他の範となることで、すべての施工従事者のモチベーション向上に資することが期待されています。
現場で生産性を高めるための取り組み。
昨今、施工従事者が減少傾向にある中、継続的に積水ハウスの家を建築していくために、ワーキンググループを発足。施工期間の短縮や施工負荷を軽減する取り組みに注力しています。
ワーキンググループは建築部門、生産部門の全国からの代表者で構成され、これまで人力で行っていた作業をクレーン作業に置き換える「シャーウッド大型FIXサッシ複合工法」など、生産性を高める取り組みを実現しています。
シャーウッド大型FIXサッシ複合工法。
また、年に一度、全国から優れた提案を集めて特に優れた生産性向上に繋がる提案を表彰しています。
日ごろから工夫している施工従事者を称えるだけでなく、表彰された提案を全国に普及することで全体の生産性を向上させる取り組みです。