環境省が実施する子どもの健康と環境に関する全国調査「エコチル調査」 積水ハウスは「エコチル調査」企業サポーターとして同調査の認知度向上と理解促進に努めます

積水ハウス株式会社/2011年11月10日

 積水ハウス株式会社(本社:大阪市北区、社長:阿部 俊則)は、環境省が2011年からスタートした「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」における社会全体への認知度向上と理解促進のため、11月4日に環境省から「エコチル調査」企業サポーターとしての登録を受けました。



◆「エコチル調査」とは・・・


胎児期から小児期にかけての化学物質曝露をはじめとする環境因子が、子どもたちの成長や発達に何らかの影響を与えているのではないかという仮説のもと、全国で10万組の子どもとその両親の協力を得ながら、胎児期から子どもが13歳になるまで定期的に健康状態を確認することにより、子どもたちの健康や成長に影響を与える環境因子を明らかにしようという日本で初めての大規模調査です。




◆「エコチル調査」企業サポーターの役割


「エコチル調査」企業サポーターは、同調査の社会全体の認知度向上と理解促進のため、自らのホームページや社内報等において応援メッセージやエコチル調査ロゴマークを表示するなどの広報支援及び子どもたちが健やかに成長できる環境づくりの推進に努める。


~積水ハウスの応援メッセージ~


住まいのより良い空気環境を追求する積水ハウスは
環境省「エコチル調査」を応援しています




 近年、子どもたちの間では、ぜん息やアトピーなど生活環境の中にある物質との関連が疑われる疾病が増加しています。これらの疾病の多くは、生活環境の中の化学物質や生活習慣、遺伝的性質などが関係しあって起こるとされていますが、因果関係は不明です。特に子どもは大人に比べて化学物質の影響を受けやすく、次世代を担う子どもが安心して健やかに暮らせる環境を整備するためには、同調査は非常に重要な役割を担っていると言えます。


 安全・安心・快適な住環境を提供する積水ハウスでは、シックハウスが顕在化した1990年代から室内空気環境向上のための研究・調査を続けてきました。2007年4月からは、千葉大学と産学共同研究をスタートさせ、同時期に化学物質を極力減らす建物の研究開発、及び、その普及を目指す「ケミレスタウン®・プロジェクト (※1) 」に参画しました。また、本プロジェクト推進のために建設した実証実験棟「ケミレスハウス®」内の2居室が、戸建住宅のケミレスプロトタイプ認証第1号に認証される (※2) など、確かな実績を残してきました。そして、2011年7月には、シックハウスの原因の一つとされているホルムアルデヒドをはじめとする5つの化学物質について、「出さない」「換気する」「吸着させる」という考え方に基づき、厚生労働省が定める濃度指針値の2分の1以下に低減する空気環境配慮仕様「エアキス」(※3) を鉄骨戸建住宅の主力商品に標準採用することとしました。


 積水ハウスは、いち早くシックハウス問題に取り組んできた住宅メーカーとして、よりきれいな室内空気環境の提供に努めるとともに、“グリーンファースト”で唱える「快適性」の要素である「健康」への注目度を高め、社会への提案を強めてまいります。そして、環境省の「エコチル調査」の趣旨に賛同し、同調査の認知度向上と世の中への理解促進のため、「エコチル調査」企業サポーターとして広報支援活動を推進してまいります。




(※1) 「ケミレス」「ケミレスハウス」「ケミレスタウン」はNPO法人 次世代環境健康学センターの登録商標です。
(※2) 2009年10月15日 NPO法人ケミレスタウン推進協会より認証を受けました。
(※3) 「エアキス」は積水ハウス株式会社の商標(出願中)です。





<本件に関するお問合せ先>

積水ハウス株式会社
広報部
(大阪) 06-6440-3021
(東京) 03-5575-1740

※掲載内容は発表時点のものであり、現在の内容と異なる場合がありますのでご了承下さい。