人体や環境にやさしいグラウンド用白線「プラタマパウダー」が平成23年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰 “リデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞” を受賞

　積水ハウス株式会社（本社：大阪市北区、社長：阿部　俊則）と、株式会社グリーンテクノ21（本社：佐賀市鍋島町、社長：下 浩史 氏）が共同で開発 （※1） した、施工現場で発生するプラスターボード端材と卵殻をリサイクルしたグラウンド用白線「プラタマパウダー」が、「平成23年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」 （※2） において “リデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞” を受賞しました。

　今般の受賞は、継続的にゼロエミッション活動に取り組みながら、人体や環境にやさしいリサイクル製品「プラタマパウダー」を開発したことが、廃棄物のリサイクル促進はもちろん、教育現場での利用を通して子どもたちへの環境活動の啓発につながったと評価されたものです。

「プラタマパウダー」の特長

　当社は、既に生産(2002年) ・施工(2005年)・アフターメンテナンス(2006年) ・リフォーム(2007年)時のゼロエミッションを達成しており、現在は最終局面である解体工事でのゼロエミッションを達成すべく取り組んでいます。

　ゼロエミッションの達成とともにリサイクル率の向上にも努め、2010年5月より、プラタマパウダーを全国の小中学校などの教育施設や公共運動施設等で使用されるグラウンド用の白線として販売し、2011年4月時点で日本全国の700校以上の学校で採用されました。今後も日本全国の学校、企業や公共のグラウンド、各自治体や教育委員会などへの導入PR活動を継続推進していきます。

　当社は今後も、住宅業界における3R推進の先導的役割を果たすため、資源のリデュース・リユース・リサイクルを積極的に推進し、住環境創造企業として持続可能な社会の実現に向けた取り組みを継続していきます。

■本表彰において積水ハウス株式会社は同時に「歴史ある地域景観を保存し、現場ゼロエミッション活動を徹底した『グランドメゾン宝塚清荒神』新築工事」でも同会長賞を受賞しました。詳しくはニュースレターを参照下さい。

■グラウンド用白線「プラタマパウダー」の特長

○人や土壌にやさしい

住宅建築の際に施工現場で発生したプラスターボードの端材と食品加工会社の工場で排出された卵殻を100％リサイクルして製造するため、廃棄物のリサイクル促進に貢献できます。

また、天然の鉱石を産出・加工して生成した炭酸カルシウムを使用する従来品に比べ、製造過程におけるCO2排出量を大幅に削減するため、自然環境への負荷が少なくて済みます。

さらに、エコマークの認定を受けたグリーン購入法適合商品であるため、環境に配慮した物品の購入を促進することが求められている現代社会のニーズにも応えることができます。

○人や土壌にやさしい

pH（ペーハー）値が7前後でほぼ中性であるため、人体や土壌にやさしく、安全・安心な製品です。また、卵殻は熱処理をしているため、卵アレルギーの心配もありません。

○経済的で使いやすい

プラスターボードと卵殻を6：4の割合で配合することにより、炭酸カルシウム製の従来品に比べ、同じ容量で重さは約半分となり、物流に伴うコストやCO2排出量の削減が可能です。

また、粉の分散性が高く、ラインカーからスムーズに粉が排出されるため、ラインをより長く、ムラなく引くことができます。

＜関東工場 資源循環センターでの製造工程のイメージ＞

＜概要＞

◇株式会社グリーンテクノ21の概要

＜本件に関するお問合せ先＞

積水ハウス株式会社
広報部
（大阪）　06-6440-3021
（東京）　03-5575-1740

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