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株主・投資家情報トップメッセージ

写真:代表取締役社長(COO)阿部 俊則/代表取締役会長(CEO)和田 勇

2013年4月
代表取締役会長(CEO)和田 勇
代表取締役社長(COO)阿部 俊則

新たな中期経営計画がスタート。
“住”に特化した事業拡大、利益成長へ、力強く前進します。

3つのビジネスモデルで新たな、力強い成長に向かって。

 まず、「2010年度中期経営計画」が、当初計画を上回る業績を達成したこと、また3 年目の終了を待たずして新たに「2012 年度中期経営計画」をスタートさせましたことをご報告させていただきます。2014 年度までの新中期経営計画では、長期的な展望を持ちながら、緻密な目標を設定し、時代の変化に迅速に対応することで利益成長を加速いたします。

 具体的には、8つのセグメントを3つのビジネスモデルに分け、事業ドメインを“住”に特化した成長戦略を展開します。

 戸建住宅、賃貸住宅事業の「請負型ビジネス」。213万戸を超える累積建築戸数を活かした「ストック型ビジネス」。リフォーム、不動産フィー事業がこれに該当します。そして、分譲住宅、マンション、都市再開発事業といった「開発型ビジネス」。その成長に大きな可能性を持つ国際事業も「開発型ビジネス」の新たな柱になります。

 積水ハウスは、この3つのビジネスモデルのもと、生涯住宅思想に基づいた“住”という揺るぎのない基軸を核として、先進的な取り組みを続けながら、新たな成長を目指します。

政府の政策も、「成長による富の創出」への大胆な転換が図られています。長引くデフレ、円高からの脱却に向けた“強い経済”への期待が高まり、景気の浮揚感が既に株式市場にも表れています。日本全体が一丸となって、新たな、そして確かな成長を目指すときです。 

 積水ハウスは、こうした日本経済の動きを追い風としてしっかりと受け止め、また、景気をけん引するというくらいの気概を持って、より高い目標に向かって前進します。「2012年度中期経営計画」はまさに、絶好のタイミングでスタートしたといえます。成長戦略を支える強靭な社内基盤も整ってきました。 

ブランドビジョン「SLOW & SMART」。その考えを、実践する。具現化する。

 積水ハウスは、これまでの収益構造改革の成果を原動力に事業拡大による利益成長への道を進みます。その事業展開における大きなテーマとして、ブランドビジョン「SLOW & SMART」を掲げています。それは、いつまでも変わらない住まいの快適(SLOW)を大切にしながら、変わりゆく時代の要請に、先進の技術(SMART)で応えていくという発想です。

 積水ハウスには、「グリーンファースト」、「スローリビング」、「シーカス」などこれまで培ってきた、良質な住宅を支える基本性能と「いつもいまが快適」な暮らし提案に関する先進の技術があります。これらを「SLOW & SMART」として集約し、積水ハウスグループの総合力で多様化するお客様のニーズに幅広く対応することで、シェア拡大による成長を図ります。

 また、この「SLOW & SMART」の考え方を具現化する「SUMUFUMULAB(住ムフムラボ)」を、今年4月、うめきたの「グランフロント大阪」に開設します。「生きるコトを、住むコトに。」をテーマに、新しい住文化の創造を目指す、業界初のオープンイノベーション拠点です。ますます多様化する暮らしや家族のカタチの中で、「生きるコト」「住むコト」を、生活者の皆様から研究者の方々まで、多様なステークホルダーと一緒に考え、“共創”し、科学的裏付けも盛り込みながら快適さや暮らしの豊かさを解き明かしていきます。この拠点の交流・研究・発信機能は、住宅業界のリーディングカンパニーとして、常に一歩、二歩先を見据えながら、新たな価値を提案していく積水ハウスのシンボルになると考えています。

積水ハウスの新たな歴史の始まり。株主・投資家の皆様とともに成長を。

 主力事業に関しましては、ご好評いただいているオリジナル外壁「ダインウォール」や「ベルバーン」など、積水ハウスならではの強みを前面に押し出します。また重量鉄骨造「βシステム構法」を15 年ぶりにリニューアルし、設計自由度をさらに高めた当社3 階建の競争力は、都市部の戸建や賃貸住宅の市場において群を抜いており、質的充実も図りながら、徹底した量的拡大を目指します。

 こうした営業展開を後押しする「住まいの参観日」、「シャーメゾンフェスタ」などのイベント開催、販売促進策に関しても、より積極的に実施する計画です。

 さらに、2020年に全新築住宅のエネルギー消費を実質ゼロにすることを目指す国の政策を先取りします。今年度よりグリーンファースト戦略を進化させ、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の普及を本格化します。

 国際事業においては、好調なオーストラリア、アメリカ、シンガポールでの開発事業は、安定した収益を見込める段階に入ってきました。高品質の住宅供給がスタートする中国においては、独自の環境技術に大きな期待が集まっています。

 戸建住宅・賃貸住宅の「請負型ビジネス」、これまで培ってきた顧客基盤を活かす「ストック型ビジネス」、そして、世界も視野に入れた「開発型ビジネス」。積水ハウスは3つのビジネスモデルの相乗効果を高めながら、確かな成長のステージに立ちます。政府の住宅施策を見ても、住宅建設による経済全体への波及効果は高く、住宅が持つ社会的意義はますます高まってきたといえます。

 「2012年度中期経営計画」という明確な目標を策定し、成長への内的、外的環境が整いました。

 株主の皆様への利益還元につきましては、中長期的な平均配当性向40%を確保することを基本方針としており、業績向上による配当成長にも尽力いたします。

 積水ハウスは今、私たちの原点である“住”に軸足を置き、着実な成長に向かって邁進することをお約束いたします。