ノウハウ
人を招きたくなるおもてなし玄関のしつらえ方



おもてなしの心を表す
「玄関のしつらえ」
アプローチ、そして玄関は、お客様が訪れた際に最初に目にするスペース。住まいの第一印象を決める空間とも言えます。
丁寧にしつらえて、おもてなしの気持ちの伝わる玄関をめざしましょう。

飾り棚や下駄箱の上など、小さなスペースを整えるだけでも空間が華やぎます。きれいに片付けて絵や小物を置けば、まるで小さなギャラリーのような雰囲気に。棚が無くても、壁に写真をかけたり、床に観葉植物を飾ったりすることで、気持ちよくしつらえることができます。

お正月や節句、クリスマスなど、季節のイベントに合わせたしつらえにするのも素敵ですね。
アプローチ、そして玄関は、お客様が訪れた際に最初に目にするスペース。住まいの第一印象を決める空間とも言えます。
丁寧にしつらえて、おもてなしの気持ちの伝わる玄関をめざしましょう。
飾り棚や下駄箱の上など、小さなスペースを整えるだけでも空間が華やぎます。きれいに片付けて絵や小物を置けば、まるで小さなギャラリーのような雰囲気に。棚が無くても、壁に写真をかけたり、床に観葉植物を飾ったりすることで、気持ちよくしつらえることができます。
お正月や節句、クリスマスなど、季節のイベントに合わせたしつらえにするのも素敵ですね。

靴のままOK!の
「ちょこっと接客スペース」
玄関土間スペースに椅子やベンチがあると、ちょっとした接客スペースとして使えて便利です。ご近所の方が来られたときなどは、ついついおしゃべりが弾む、まるで縁側のような空間に。
ほかにも、立ったままでは面倒な紐靴やロングブーツなどは腰掛けるところがあればラクに脱いだり履いたりできるようになります。高齢者の方には、土間と上がり框にまたがってベンチを設置することで上り下りの手助けにもなります。


景色を取り込む
「玄関の窓」
こちらの写真では玄関の正面に窓を設けて坪庭の風景を切り取りました。窓外の植栽を合わせて計画することで、まるで一枚の絵のような印象的な玄関になります。
また、窓を設けることで、暗くなりがちな玄関に明るさと抜けをもたらします。
大きな窓でなくとも、地窓で地面の広がりを演出したり、スリット窓で視線の抜けを作るのも効果的。窓外の植栽には、四季折々で姿を変える落葉樹や花の咲くものを選ぶことで季節感を演出できます。
植物をライトアップする照明計画にもこだわりましょう。昼夜で雰囲気の違いを楽しめ、より奥行き感のある空間となります。



上質感を高める
「床・壁・建具」
壁や土間の床材など素材にこだわることで、空間の印象を高めることができます。写真では床材とアクセント壁で、重厚な邸宅感を演出しています。フローリングや家具なども落ち着いた色でまとめ、端正な印象を与えています。

一方こちらは、淡いトーンでやさしい印象の玄関ホール。白く塗装した梁材やヘリンボーンのフローリング、タイルなど、質感の豊かさが空間に味わいを生んでいます。
一方こちらは、淡いトーンでやさしい印象の玄関ホール。白く塗装した梁材やヘリンボーンのフローリング、タイルなど、質感の豊かさが空間に味わいを生んでいます。


いつもキレイを叶える
「シューズクローク」
床や壁の素材にこだわり、きれいに飾っても、毎日出入りする場所だけにどうしてもすぐ雑然としてしまう……いつもキレイな玄関を叶えるためには玄関まわりの収納計画が大切です。
靴はもちろんのこと、傘・ベビーカー・ゴルフバッグ・アウトドアグッズなど、玄関の近くに収納しておきたいものは意外と多いもの。収納したいものに合わせたシューズクロークを作っておけば、玄関はいつもスッキリ片付きます。
そのまま室内に通り抜けられるタイプのシューズクロークなら、家族専用の内玄関に。メイン玄関に靴が出しっ放しにならず、いつお客様を招いても安心のキレイな玄関が保てますよ。

絵画や小物、植物などを飾って、玄関を心地よい空間にしましょう。
土間スペースに椅子やベンチがあると、ちょっとしたときに腰掛けられて便利です。
計算された窓によって、玄関はより印象的な空間になります。
土間の床材をはじめ、マテリアルにもこだわって上質な玄関を作りましょう。
いつでもお客様を呼べる玄関にするためにも、収納計画は大切です。



積水ハウス
一級建築士/インテリアコーディネーター/住福祉環境コーディネーター
入社以来、主に戸建住宅の設計や展示場の計画に携わっています。
住まいは暮らしの基本となる場所。生活者としての視点を大切にして、日々、住まいづくりに取り組んでいます。
